巨人・原監督 中田移籍後初アーチ称える 「起死回生の1本だね」

[ 2021年8月22日 17:15 ]

セ・リーグ   巨人4―4DeNA ( 2021年8月22日    東京D )

<巨・D15>7回1死二塁、左越えに2ランを放つ中田(投手・今永)(撮影・吉田 剛) 
Photo By スポニチ

 逆転でのリーグ3連覇を目指す巨人は5位のDeNAに4-4で引き分けた。

 巨人は、ハーラートップタイ9勝で初の中4日の先発となった高橋が6回途中4失点で降板。7回からは故障から復帰初登板となった中川が1回完全に抑えると、畠、ビエイラのリレーで追加点を許さなかった。

 攻撃では日本ハムから移籍した中田が「5番・一塁」で先発出場。移籍後初スタメンで、7回に初安打となる2ランを放った。3点を追う7回1死二塁から迎えた第3打席で、DeNAの先発左腕・今永が投じた初球を左翼席へ特大2ラン。1点差に詰め寄り、続くウィーラーが2者連続となる左越えソロで同点に追いついた。

 原辰徳監督は中田の1発に「起死回生の1本だね」と称えた。スタメン起用について「ここまでの彼の練習する姿を見ていて、最善策という中で彼をスタメンで使った」と述べた。

 これで巨人の一員になれたかという質問に「彼もプロだし、受け入れる我々もプロだし。そういうのは大丈夫だと思いますよ」と話し、「なかなか今、ちょっと打線が沈滞気味だからね。これをきっかけに、という形でね。みんなで攻撃していかないと。打“線”としてやっていかなければならない。ウィーラーもいいところで出た」と振り返った。

 投手陣も、中川が故障から復帰し「いい形で気持ちよく投げていた。この後フル回転いってくれるでしょう」とし、同点の8回から畠を起用したことについては「いろんなパターンがあっても悪くないと思います」と語った。

 試合前には中田とともに長嶋茂雄終身名誉監督のもとへ挨拶に訪れ、「翔も一緒に連れて行ってね、非常に強い激励を。激励と歓迎と、そういうものを長嶋さんが言ってくれましたね。私も激励の言葉をいただきました」と述べた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月22日のニュース