広島・クロン改造計画 打率低迷で首脳陣が緊急面談 個性的アッパースイングにメスも

[ 2021年5月14日 05:30 ]

<ヤ・広 雨天中止>試合が中止になり室内練習場での練習を終えてバスに乗り込む広島・クロン(撮影・篠原岳夫)
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 広島は13日のヤクルト戦(神宮)が今季2度目の降雨中止。低調な打線に現状打破を模索する首脳陣はケビン・クロン内野手(28)と緊急面談した。開幕から26試合に出場し、打率・225、3本塁打、7打点と苦しむ大砲。一刻も早い爆発が待たれるが、本人は「間違いなくいい方向には向かっている」と状態改善に自信をのぞかせた。

 降雨中止を受け、神宮室内で汗を流したナインは順次、先発メンバーからバスでクラブハウスに引き揚げてきた。ヤクルトの予告先発は小川で、スタメンを外れていたであろうクロンは野手の最後。帰途に就く際、報道陣の質問に答えた。

 「得点を挙げなければいけない選手の1人として、結果が出ていないことに責任を感じている。チームがこういう状況なので、選手にフォーカスが当たるのは当然だと思う」

 打線は目下20イニング連続無得点。最近10試合で17点しか挙げていない以上、1勝7敗2分けの苦戦は免れない。河田ヘッドコーチが「代えられない選手たちが結果を」と言う通り、鈴木誠、西川ら中軸の復調はもちろんだが、クロンの状態改善も現状打破には欠かせない。

 何しろ、ここまでの出場26試合でわずか3本塁打、7打点。打率・225が示す通り、期待された一発長打の確率は低く、打点に直結する得点圏でも19打数3安打、同・158と低調なままだ。何らかの処方箋が必要なのは明らかだろう。

 「今日、(朝山)打撃コーチが話をした。状態を上げてもらいたいので、クロンの思いを聞き、こちらからも改善ポイントを伝えている。あとは本人が変わるという意志を持ってやれるかどうか」

 佐々岡監督はそう明かす。アッパー軌道の個性的なスイング。河田ヘッドは「変えていこうとする勇気と、シーズン中にフルモデルチェンジはどうか…という点を話し合っている」と付言する。当面は1軍で出場しながら改善を待つ方針だ。

 「感覚は、良くはなってきている。やはり時間がかかるものはあるもので、皆さん、早く結果を欲しがっている。僕自身もそうなんだけど、間違いなくいい方向には向かっているので、自分自身を信じて続けるしかない」

 勤勉な新助っ人は、自らに言い聞かせるようにそう語った。開花を信じてジッと辛抱の時。爆発を待ちたい。(江尾 卓也)

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