阪神・佐藤輝 ドラフト新人最速の10号弾! 03年村田修一の36試合を更新 あと少しで場外の特大弾

[ 2021年5月7日 18:56 ]

セ・リーグ   阪神―DeNA ( 2021年5月7日    横浜 )

<D・神(7)> 4回無死、右越えソロを放ちナインとポーズを決める佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)が、7日のDeNA戦で10号本塁打を記録した。

 特大の一発だった。1点リードの4回。先頭打者として打席に立つと、カウント2―2から先発右腕・中川の5球目内角高め145キロ直球を一閃(いっせん)。大きく弧を描いた打球は右翼観客席の最上段まで飛ぶ10号ソロとなり、「追い込まれていましたけど、しっかり自分のスイングができたと思います。追加点を取ることができてよかったです」と喜んだ。

 4日ヤクルト戦の9回に9号を放ったばかりだったが、勢いに陰りなし。大山が出場選手登録を抹消されたことにより、この日は今季2度目の4番でスタメン出場だった。「体験4番」だった2日の広島戦では右越え8号逆転グランドスラム。新人が4番初出場で満塁弾を放ったのはプロ野球史上初の快挙だったが、今回も4番で節目に到達する“持っている男”ぶりを発揮した。

 これまで、ドラフト新人史上最速の10号到達は、03年の村田修一(横浜)の36試合目だったが、佐藤輝は33試合目で到達し、記録を更新。2リーグ制以降では、59年桑田武(大洋)の27試合目、50年戸倉勝城(毎日)の32試合目に次ぐスピード到達となった。

 また、阪神新人の本塁打は69年田淵幸一の22本を筆頭に80年岡田彰布18本、48年別当薫13本、50年渡辺博之11本の4人がこれまでに2桁本塁打を記録。球団で最速の10号到達は田淵の52試合目だったが、大幅な記録更新となった。

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