中日 天敵G今村攻略 今季最多9得点、自らタイムリーの小笠原2勝目

[ 2021年5月2日 05:30 ]

セ・リーグ   中日9ー6巨人 ( 2021年5月1日    東京D )

<巨・中>4回2死一、二塁、適時打を放つ小笠原(撮影・白鳥 佳樹)
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 中日は打線が今季最多の9得点で打ち勝った。試合前まで中日戦6勝1敗を誇った巨人・今村に16年5月7日以来5年ぶりの土を付けた。菅野に続く難敵攻略。与田監督は「これだけ、よく点を取った」とうなずいた。

 投打の中心にいたのは、先発・小笠原だ。先制点を奪った4回には、なおも2死一、二塁で右前適時打。自身19年9月4日の広島戦以来で、今季のチーム投手陣初打点をマークし追い打ちをかけた。

 本職の投球でも攻めた。全113球のうち6割を超える69球を直球が占めた。前回4月25日のヤクルト戦は自己ワーストタイの4被弾。そのうち3本は変化球で「自分に大事な球は何か考え、やっぱりストレート」と原点回帰した。さらにエース・大野雄にも「絶対にピッチングを変えるなよ」と声をかけられ確信。最速149キロの直球を武器に真っ向勝負を挑み、「自分のストレートを信じて良かった」とうなずいた。

 5回0/3を3失点で2勝目も、「6回を投げきっていれば…」と反省した小笠原。それでも「チームの状態は、めちゃくちゃ良い」と締め、前を向いた。(徳原 麗奈)

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2021年5月2日のニュース