「やっぱすげぇな」阪神・佐藤輝の一撃に近本も驚がく　お立ち台の一問一答

セ・リーグ   阪神7－3広島 （ 2021年5月2日    甲子園 ）

＜神・広（7）＞お立ち台でインタビューに答える近本（左）と佐藤輝（代表撮影）
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　阪神は佐藤輝の逆転満塁本塁打含む7得点で快勝。試合後お立ち台に上がった佐藤輝は初めての4番での大仕事を「最高の結果だった」と振り返った。以下はヒーローインタビューの一問一答。

――3安打、5出塁、3得点、2盗塁。1番としての役割を果たした。
　近本「試合の流れ的に先頭の場面が多かったですし、負けてる場面も多かったので、そういうところでどんな形でもしっかり出塁して、後ろのバッターにいい形で打席に入ってもらえるようにと思ってきょう1日プレーしてきました」

――一番よかった部分は。
　近本「しっかり盗塁したあとに得点が入ったっていう部分は自分の中ではよかったなと思うんですけど、走塁であまりうまくできないところもあったので、そういうところを反省しながら、また明後日からの試合、いっぱい得点できるようにやっていきます」

――状態は上がってきている。
　近本「1カ月以上経って、チームに対して、ほんとうに迷惑もかけてますし、自分としても苦しい状況もありましたけど、こうやってチームが勝って、首位でやれているっていうところと、それでも監督がしっかり使ってくれてるというところで、しっかりこれから返していきたいなと思います」

――佐藤輝のホームランはどう見ていた。
　近本「『あんなに飛んでるんや』っていうのは正直思いましたね。片手みたいな感じで打って、『フェン直かな、抜けるな』と思ってたら、普通に結構飛んでたんで。『やっぱすげぇな』と思いましたね」

――プロ初の4番で逆転満塁ホームラン。今の気持ちは。
　佐藤輝「しっかり打って、チームが勝ったんで一番最高かなと思います」

――逆転満塁ホームランの手応えは。
　佐藤輝「追い込まれた中でしっかりボールについて行けたので、しかもホームランになって最高の結果だったと思います」

――体勢を崩されながらだった。
　佐藤輝「さっき近本さんも言われたように、前のバッターが出塁してくれたんで、なんとか返そうという強い思いがあの一打につながったかなと思います」

――サンズにもらったアドバイスを生かすことができたと話していたが、具体的にはどんなアドバイスをもらった。
　佐藤輝「やっぱり相手ピッチャーとしては、ピンチの場面で落ちる球だったり、そういう球を投げてきたいと思うので、そういう球に対して、逆方向、反対方向を意識することで打てる、そういうアドバイスをもらったんで、それもあってチェンジアップ、落ちる球を打つことができたと思います」

――ベンチでかけられた言葉で印象に残っている言葉は。
　佐藤輝「みんなナイスバッティングって言ってくれたんでうれしかったですね」

――4番を聞いたときはどうだった。
　「いや、まぁ、4番なんでしっかり頑張ろうと思いました」

――打席に入るとき、いつもと違う気持ちになったりは。
　「そこはもう、いつも通り自分のスイングをするっていうのだけ考えていました」

――満塁ホームランの後のタイムリーも大きかった。
　「1本で終わるより、2本打てた方がいいので。あの一打も大きかったかなと思います」

――三塁でも好プレーがあった。
　「よかったと思います」

　（ファンクラブKIDS会員からの質問）
――僕はタイガースの選手全員が大好きで、中でも1番憧れているのは、足の速い近本選手です。近本選手が子供の頃好きだった野球選手は誰ですか。
　近本「そうですね…。僕、体が小さかったんですけど、小学校の時から今みたいに足上げて打ってたんで。よく高橋由伸さんとかのバッティングを真似したりしましたね」

――きょう満塁ホームランを打ちましたが、これからも4番を打ちたいですか。こっそり教えてください
　佐藤輝「そこはもう監督が決めることなんで、僕は与えられたポジションでしっかり頑張るだけです」

――タイガースの4番の印象は
　佐藤輝「やっぱり4番というのはチームの顔になると思うので、任せられたときはしっかり打てるようにやっていきます」

――ファンへ一言
　近本「このような状況下になって、思うような休日の過ごし方はできないと思いますけど、できる範囲で自分たちができることをしっかり楽しんで、また野球もみて楽しんでもらえるように僕たちは頑張っていきます。応援よろしくお願いします」

　佐藤輝「コロナで厳しい状況が続いてますけど、僕たちのプレーを見て、元気をもらえたって言ってもらえるようなプレーをしていきたいと思います。応援よろしくお願いします」