エンゼルス・大谷 激走で逆転劇演出、中前打で二塁へ→次打者安打で生還

[ 2021年4月18日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス10ー3ツインズ ( 2021年4月16日    アナハイム )

中前打で二塁を陥れた大谷(AP)
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 エンゼルス・大谷が足で逆転劇を演出した。前日に試合がなく、1日遅れの「ジャッキー・ロビンソン・デー」として開催された16日(日本時間17日)のツインズ戦。背番号42をつけて躍動した。

 1点を追う6回無死一塁。右腕ドブナックのチェンジアップにバットを根元から折られながら中前打。一塁走者が三進する間に二塁を陥れると、ベンチに向かって両手を突き上げて喜んだ。続くトラウトの左前打で快足を飛ばし、勝ち越しの生還。ジョー・マドン監督も「美しかった。チームを勢いづけた」と目を細めた。
 試合前にはナインが「Breaking Barrier(垣根を取り払え)」と書かれたTシャツで練習。74年前の「4・15」に人種の壁を越えて黒人初の大リーガーが生まれた記念日に敬意を示した。二刀流で常識を覆す大谷は盗塁王を2度獲得したロビンソンと重なる気迫の走塁で快勝に貢献した。

 練習の合間にはツ軍の前田にあいさつ。17日(同18日)はブルペン投球の予定で、投手としての復帰も間近だ。

 ≪19年サイクル記念の首振り人形配布≫エンゼルスはこの日の来場者に、大谷が19年に達成したサイクル安打を記念した首振り(ボブルヘッド)人形を配布。その効果もあってか、今季2番目に多い1万3428人が詰めかけた。人形はサイクルとかけて、大谷が一輪車に乗ってバットを構えたデザイン。右翼席には「OHTANI LAND」の応援ボードを持ったグループも今季初めて登場するなど場内を盛り上げた。

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