再び最多借金5の中日に「救世主」 主砲ビシエドが試合前練習に合流「いつでもオッケー」

[ 2021年4月18日 19:36 ]

セ・リーグ   中日2ー4広島 ( 2021年4月18日    バンテリンD )

<中・広>広島に逆転負けを喫し、スタンドに頭を下げる中日・与田監督(撮影・椎名 航)
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 痛恨の逆転負けで今季初の連勝はならず、借金は今季最多タイの5に逆戻り。首位・阪神とのゲーム差は、今季最大の8にまで広がった。与田剛監督(55)は2―1の8回に3失点を喫した3番手・祖父江の投球を「やはり1イニングに、四球2つはキツかった。ボールカウント先行が、こういう結果にもなったのかなと思います」と冷静に振り返った。

 痛打を浴びた祖父江はこの試合まで9試合で5セーブ、防御率1・08。先発・小笠原も6回2/3を1失点と試合をつくっただけに、得点力不足が響いた形だ。この日は5安打2得点。A・マルティネスが試合前練習に姿を見せず、ベンチ入りメンバーには名を連ねたものの欠場。4試合連続安打中の助っ人の不在も痛かった。

 明るい話題は主砲の復調だ。右上肢のコンディション不良で、出場選手登録を抹消されているビシエドが試合前練習に合流。「フリー打撃をしたけど、何も問題はないね。体のコンディションもとてもいいよ」と振り返った。練習を見守った指揮官は「見ていて状態は良かった。悪くないではなく、良かったと思います。本人も違和感は全くないと言っていたので、これが明るい兆しかなとは思います」と言う。再登録に関しては「きちんと全て報告が来てから」としたが、20日にも戦列に復帰する見込みだ。

 開幕から抹消まで11試合全てで4番を務め、打率・308、1本塁打、7打点の好成績を残している主砲は「自分の中では、もういつでもオッケーだよ」と胸を張る。チーム得点49は12球団最下位。得点力不足に苦しむチームにとっては何よりの朗報だ。

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2021年4月18日のニュース