ソフトB・松田「いいスイング」今季1号 サイレントで恒例パフォ「熱男~」

[ 2021年3月18日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク2-1DeNA ( 2021年3月17日    ペイペイD )

<ソ・D>3回無死、ソロを放った松田はベンチ前で熱男ポーズ(左は高谷)(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの松田宣浩内野手(37)が17日、DeNA戦の3回にオープン戦1号の左越えソロアーチを放った。今季はキャンプ中の紅白戦、練習試合を含めても初めての一発。前日の同カードも2安打の活躍。16年目のベテランが、3月26日のロッテとの開幕戦(ペイペイドーム)に向けて調子を上げてきた。試合は2―1でサヨナラ勝ちを収めた。

 松田はサヨナラ二塁打を放った上林と抱き合って喜んだ。プレー同様に抱擁も熱い。待望のオープン戦1号も出ただけに、ベテランは上機嫌だった。

 「2月1日から、こういう当たりを打つという思いで練習してきた。一本出ずに開幕するより、一本が出て良かった。いいスイングができた。もっと、もっと打ちたいと思う」

 納得の一発が飛び出したのは3回。先頭でDeNAのドラフト1位・入江(明大)が2ボールから投じた147キロの真ん中高め直球を仕留めた。タイミング、リストの返しともに文句なしだった左翼席への先制ソロ。2月のキャンプ中から実戦17戦目38打席目で放った“今季1号”だ。

 ダイヤモンドを一周した後には、スタンドに向かって昨季に続きコロナ仕様の口パクでの“熱男コール”をした。「コロナの状況は続くけど“熱男(コール)を楽しみに待っている”との声を物凄くもらった。声を出すか、出さないかは分かりませんが期待に応えたい」と熱く語った。

 1月に福岡県久留米市内で行った自主トレでは「ギータと本塁打競争をするというテーマを掲げてスタートしたい。ギータに1本でも多く。あいつには本塁打では絶対に負けたくない」と飛距離にこだわりたいと語っていた。そのライバル・柳田は前日16日に両アキレス腱の不調から復帰。目の前で衰え知らずのパワーを見せつけた。

 バットを担ぐ、寝かせるなど試行錯誤を続け、前日にも2安打の活躍。工藤監督は「良かった!あとは本塁打だったけど一本出て良かった」とご機嫌だった。「考えながら、試しながら、はまってきている。今日のような当たりを、自分も、ファンも臨んでいると思う」と松田。この男が打てば、みんなが盛り上がる。

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2021年3月18日のニュース