DeNAドラ1・入江 5回2安打1失点「攻投アピール」 ラスト登板で開幕ローテ望みつないだ

[ 2021年3月18日 05:30 ]

オープン戦   DeNA1ー2ソフトバンク ( 2021年3月17日    ペイペイD )

<ソ・D>5回1失点のDeNA・入江(撮影・岡田 丈靖)
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 望みをつないだ。恐れず、攻めて、見えたのは開幕ローテーションへの道。DeNAのドラフト1位・入江(明大)がオープン戦ラスト登板で意地の71球を投げ込んだ。

 「元々、自分が持っているものは出せたかなと、思います」
 最速151キロの直球を軸に2回まで打者6人を完全。2回先頭で迎えた柳田の場面は「恐怖でした」と振り返ったが、外角148キロ直球で遊ゴロに斬った。「強気で投げることが大事」。試合前に三浦監督から言われた言葉を実践。4回の再戦では結果は四球もツーシームで空振り2つを奪った。「小さく落とす変化球で空振りやゴロを打たせることができた」。恐怖を感じた打者との対戦で自信も深め、5回2安打1失点。結果を出した。

 反省もある。3回に先頭の松田に被弾。2ボールからストライクを取りにいった直球だった。これが実戦3被弾目。「少ない試合数(4試合)で3本は納得いかない」と課題に挙げたが三浦監督は言った。「攻めの投球ができている。(開幕ローテーションの)可能性はある」。前日に4回1失点の上茶谷、4回無失点の阪口と争う残り2つの先発枠。その競争に生き残った。

 東京六大学でしのぎを削った同じドラフト1位の楽天・早川(早大)、ロッテ・鈴木(法大)は開幕ローテーションに当確。負けるわけにはいかない。「1年間1軍に居続けることを目標にやっていきたい」と入江。実戦4試合で計14回を投げ7失点で防御率4・50も、最後にソフトバンクの強力打線を相手に快投を演じた。吉報が届く可能性は十分だ。(秋村 誠人)

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2021年3月18日のニュース