ソフトバンク・笠谷「結果にこだわっていきたい」 オープン戦中日戦に先発

[ 2021年3月2日 05:30 ]

キャッチボールする笠谷(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは2日、本拠地ペイペイドームで、オープン戦初戦となる中日戦を迎える。オープン戦の“開幕投手”となる左腕・笠谷俊介投手(23)らが1日、筑後市のファーム施設でキャッチボールやランニングなどで汗を流した。ここまで実戦3試合で7回2失点と開幕ローテーション入りへ順調な左腕は、さらなるアピールを狙う。

 キャンプ地の宮崎から福岡へ戻り、今日から始まるオープン戦。先発する笠谷は先陣を切る意気込みを語った。

 「シーズンも開幕間近。結果にこだわっていきたい。キャンプで投げ込みはしてきた。自分との勝負じゃなくて、相手と勝負する気持ちを大事にしたい」

 2月の宮崎キャンプでの実戦では3試合に登板。計7回を投げ、わずか2失点と猛アピールしてきた。「この前(2・24練習試合ロッテ戦)、真っすぐが打たれたので、ファウルや空振りを取れるようにしたい」。切れのある直球に、さらなる磨きを追い求めている。

 今季高卒7年目の左腕は、昨季20試合に登板。11試合で先発を任され、プロ初勝利を含む4勝をマークした。し烈な開幕ローテーション争いで、この経験も武器だ。「考えながら練習ができるようになった。試合の中で引き出しが増えてくれば、試したいこともできる」と今季に生かす構えだ。

 この日、投手練習を見守った森山投手コーチは「どれだけ自信を持ってマウンドに立てるか。強い球があるので実戦では打者と勝負して、結果を出して首脳陣を悩まして欲しい」と伸び盛りの左腕に期待を寄せた。

 1月に自主トレをともにした和田は開幕第3戦で先発予定だ。憧れの師匠の背中を追う笠谷は「無失点を目指す。点を取られず次につなげるようにしたい」と意気込んだ。石川、高橋礼、和田の3人の開幕ローテーション入りは当確。残る枠は3つ。自身初の開幕ローテーション入りへ、さらなるアピールでライバルを突き放す。

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2021年3月2日のニュース