日本ハム・ドラ5根本 高校の卒業式出席「1軍で活躍することが恩返し」

[ 2021年3月2日 05:30 ]

卒業証書を手に写真に納まる根本(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムのドラフト5位・根本悠楓が苫小牧中央の卒業式に出席した。同校初のプロ野球選手になったことと学業面を踏まえた「特別功労賞」を贈られ「これから新しいステージになるので頑張ろうと思う」と語った。

 高3を迎えるに当たって考えていたのは「プロを目指して、大会で結果を残してアピールする」ことだった。春季大会、さらに甲子園につながる夏の大会が相次いで中止となり「最初は落ち込んだ」という。思いを改められたのは「その条件は自分だけじゃなく、みんな同じ」と気付いたから。「だんだん状況にも慣れて、自分なりにしっかりできた。特別に悪い一年ではなかった」と振り返った。

 コロナ下の卒業式は卒業生と教員のみの出席だったが、仲間との再会を楽しんだ。就任30年の渡辺宏禎監督(52)にはチームメート、OBとともに感謝状とビデオメッセージを贈呈。「入部から人間性を一番に学んだ。社会に出て通用する人間にもなれたと思う」と感謝し、「1軍で活躍することが恩返し」と誓いを新たにした。野球部には古くなっている打撃マシンの新品を寄贈するという。渡辺監督からは「今は土台づくりの時期と思ってほしい。息の長い選手になってくれれば」とエールを送られた。(高橋 茂夫)

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