【新井さんが行く 特別なキャンプ編】実績に甘えず、向上心を持つ巨人の主軸3人 骨太な空気を感じる

[ 2021年2月22日 05:30 ]

巨人の沖縄キャンプで居残り特打する坂本(左)と談笑する新井氏(撮影・森沢裕)
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 人を見上げることは、ほとんどないんだけど……。秋広はやっぱり大きい。長身だけど、ガリガリでもない。体つきはしっかりしている。原監督は「動きに“角”がないんだ」と表現。あれだけ大きな体を柔らかく使えるのは天性のセンスだ。

 丸は「自分よりスイングスピードが速い」と言っていたし、(坂本)勇人も「いままで見てきた高卒新人で一番“オッー”と思った」と驚いていた。まだ高校生。これからもっと体の強さが備われば、どこまで成長するのか。楽しみしかない。

 原監督には聞いてみた。「どうしたらソフトバンクを倒せますか?」。いろいろ考えを巡らせている中で、最も強調されていたのは「個の力を上げること」。過去2年は若い選手を積極登用し、動いて連覇。今季は少し違う戦い方になるかもしれない。とにかく春の段階から“打倒・ソフトバンク”を強く意識していることが伝わってきた。より強くなるための変化も恐れていない。

 監督の思いが浸透しているんだろう。勇人の打撃練習を見ていたら、いろいろとバッティング談議になった。あの若さで2000安打を打っても、まだ、もっと、うまくなりたいと取り組んでいる。丸はひと回り、いや、ふた回りも体が大きくなっていた。会ってすぐに分かるほどだ。聞けば、「ここ数年で一番、体の状態が良くて、一番、トレーニングをしてきた」と。腕回りを触ったらビックリした。

 丸、勇人、岡本(和)。柱になる3人が実績に甘えず、向上心を持ってやっている。その姿勢を年下の選手が見ているんだから、チームも締まる。もっとうまくなりたい、もっと強くなりたい――。骨太の空気が流れている。(本紙評論家・新井貴浩)

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