広島・誠也 「自然体キャプテン」だ! 新主将も誠也流貫く 打撃テーマは謎の「地球に打つ」

[ 2021年1月26日 05:30 ]

ゲーム形式の練習中にガッツポーズする鈴木誠(撮影・河合 洋介)
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 広島・鈴木誠也外野手(26)は25日、マツダスタジアムでの合同練習に合流し、今季から務める野手主将について、誠也流「自然体キャプテン」を思い描いた。歴代OBのリーダー像を追いかけることなく、自らの役割に専念。今季の打撃テーマは「地球に打つ」と迷言で表し主将でのV奪還を目指す。

 立場が人をつくると言うが、鈴木誠には当てはまらないのかもしれない。今季から主将制が復活し、昨年12月に佐々岡監督から直々に野手キャプテンに任命された。「何も変えるつもりはないです。やることも変わらないと思う。普通に今まで通りやりたいと思います」。以前から個人成績に関心を示さず、チームの勝利を最優先に行動してきた。新たな立ち位置を与えられようと、役割が大きく変化することはない。

 理想の主将像を問われた鈴木誠は「いないです」と首を横に振る。背景には「(自分は主将に)向いていない」との思いがある。佐々岡監督が「3連覇したときは、黒田、新井が代表して意見を言い合い、一つにまとめた印象がある」と復活させた主将制。偉大なOBを過度に意識することなく、自然体で役割を全うする覚悟だ。

 「(主将をやることは)もう二度とないと思う。ユニホームにCマークが付くので、それをさっそうと家に持って帰って飾りたい」

 打撃でチームをけん引することが求められている。今季の打撃のテーマを「地球に打つ」との“迷言”で表現。難解すぎる誠也節に「地球に打ち込む。何と言ったらいいんだろうな…」と本人までも困惑した。だが、その一端は打撃練習でのスイングが物語る。

 合流したマツダスタジアムでの合同練習では、フリー打撃に入らず、休憩を挟みながら約1時間マシン打撃に専念した。左足を大きく上げた大胆な体重移動から強振を繰り返すと、打球は“宇宙”を目指して角度良く上がった。「沖縄から帰ってきて寒かったので、あまりオーバーワークにならないように、軽く遊びながらやっていました」。今月6日から24日まで沖縄県内で堂林らと行った合同自主トレでは、森下に打撃投手を務めてもらうなどして振り込んだ。

 「優勝できればそれでいい」。打撃テーマとは対照的に、主将としての目標は単純明快だ。(河合 洋介)

 ▽プロ野球、打撃の名言
 ★あの月に向かって打て 飯島滋弥打撃コーチ(東映)68年9月6日の東京戦、同点の延長11回、打席に向かう大杉勝男へのアドバイス。結果は右飛で12回引き分けも、低くのぼった月を目標に水平なスイングを意識づけた。
 ★ボールが止まって見えた 川上哲治(巨人)51年3月、米国野球留学から帰国し、多摩川グラウンドでの練習中の体験から。この年自己最高の打率・377をマーク。56年プロ野球史上初の2000安打達成。打撃の神様の異名を取った。
 ★野手のいないところへ打つのがコツなんだ。だから俺は場外へ打つ ベーブ・ルース(ヤンキースほか)27年のシーズン60本塁打は61年までの34年間、通算714本塁打は74年までの39年間メジャー最多記録。最初の米野球殿堂入り5人のうちの1人。

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