マエケン 全米に衝撃“魔法の守備”逆シングルでグラブトス「そんなに難しいプレーではないと僕は思う」

[ 2020年9月13日 02:30 ]

ア・リーグ   ツインズ3―1インディアンス ( 2020年9月11日    ミネアポリス )

インディアンス戦に先発したツインズ・前田(AP)
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 本拠地のインディアンス戦でみせたツインズ・前田の美技に地元中継局が「シャベルのようにすくってバックハンドで投げた」「激レアだ!」と声を上ずらせた。SNS上では「Maeda Magic(前田の魔法)」と称えられた。2―0の5回無死。左打者のネークインが打ち損じたボテボテの打球が一塁線を転々。前田は「あれしかないと思っていた」と、逆シングルのまま一塁手へグラブトスし、アウトに仕留めたプレーに対し、全米の野球ファンが反応した。

 広島時代に5度ゴールデングラブ賞に輝いた右腕は「あそこから持ち替えると体の向き的にも、うまく投げられない。距離も近かったし、そんなに難しいプレーではないと僕は思う」。しかし、周囲は放っておかない。スポーツ専門局「ESPN」は番組内で、前田のバックトスを11日のスポーツ名場面トップ10の2位に選出した。

 各ポジションの守備No・1を決める「ゴールドグラブ賞」は各球団の監督、コーチによって選出される。ナ・リーグから移籍の前田の守備力はあまり知られていない。まして今季は60試合の超短期決戦。その守備力を全米に知らしめた意味は大きく、10年のイチロー(マリナーズ)以来、日本選手2人目のゴールドグラブ賞受賞の期待も膨らむ。

 6回無死一塁では、ゆったりしたけん制球を繰り返し、5度目に速いモーションでアウトに。「試合を左右する場面だったので良かった」と語った。7回4安打無失点で5勝目。二塁も踏ませぬ快投で、投手部門3冠でサイ・ヤング賞最有力の右腕ビーバーに今季初黒星をつけた。

 残り14試合。1イニング当たりの走者数を表す「WHIP」は0・74でビーバーを抑え、両リーグトップだ。米メディアからは「プレーオフの先発1番手」の声が上がる。(奥田秀樹通信員)

 ▼ツインズロッコ・バルデリ監督 ケンタはまたもファンタスティックだった。世界最高の投手の投げ合いを、うちの最高の投手が制した。けん制は大きなプレーで、グラブトスもそうだが、投手として驚異的な守備力を持っている。

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