あの落合政権下以来の快挙!中日、ロドリゲスの力投で9年ぶりの5カード連続勝ち越し

[ 2020年8月22日 16:49 ]

セ・リーグ   中日5―0DeNA ( 2020年8月22日 )

<中・D>6回1死一、二塁、梶谷(奥)を投ゴロ併殺打に仕留め、ガッツポーズをするロドリゲス(撮影・坂田 高浩)
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 文句のつけようがない。投手がきっちり抑え、打線は先制、中押しで着々加点。好守も飛び出し、中日が落合博満監督当時に8カード連続勝ち越しした11年9月9日から10月6日以来、9年ぶりの5カード連続勝ち越しを決めた。

 勝利のシナリオを忠実に実行したのは、先発のロドリゲスだった。MAX150キロのストレートと縦に変化するスライダーで5回までノーヒット投球。6回先頭の戸柱に中前打を浴び、1死一、二塁のピンチを招いたものの、梶谷を投ゴロ併殺。6回無失点のベストピッチで、先発2連勝とした。

 好調な打線も、援護射撃を忘れない。初回1死満塁から高橋の左前適時打で7試合連続の先取点。2回にもアルモンテの右前適時打、5回に高橋の3号2ランで早々と“安全圏”に入った。

 「まさか本塁打になると思わなかった。うまく引っかかってくれました」

 目を丸くした高橋の言葉に、見えない“勢い”を感じさせる。守りでは、3回先頭の戸柱が放った大飛球を右翼のアルモンテがランニングキャッチ。すべての歯車がかみ合い、2位DeNAに2ゲーム差と迫った。

 そして、23日の先発マウンドに、目下3試合連続完投勝利&2ケタ奪三振の大野が上がる。4試合なら、あの野茂英雄以来となるプロ野球記録。「無理ですよ」と笑いながらも、チームの上昇気流は肌で感じている。新たな伝説が生まれる予感がしてきた。

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