阪神 夏の長期ロードは屈辱の11失点発進 今季はビジターで苦戦、どうなる?

[ 2020年8月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-11広島 ( 2020年8月7日    マツダスタジアム )

<広・神(6)> 初回から2点を失い苦しい表情の青柳(撮影・大森 寛明)
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 阪神は7日、今季最多タイの11失点で広島に敗れた。チーム最多4勝の青柳晃洋投手(26)が3回6失点で降板し、中継ぎ投手も失点を重ねた。恒例の夏の長期ロードは屈辱発進。今季は7勝14敗と苦戦が続くビジターで、試練を乗り越えられるか!? 

 1日前とは、まったく違う“顔”だった。6日巨人戦で11得点してお祭りモードで長期ロードに飛び出した猛虎だったが、一転、広島で11失点してシュン…。15安打のパンチを食らい続けた。

 誤算は先発の青柳だ。初回から先頭・西川に四球を許すなど制球難に苦しんだ。

 「これだけ打たれているんで結果がすべて。実力不足かと思います」

 2死二塁から松山に中前打されてあっさりと先制点を献上。1ボールからの内角直球をはじき返された。坂倉にも初球を右翼フェンス直撃の二塁打。2死二、三塁とピンチをさらに広げると、ピレラの打球は高くワンバウンドして遊撃前へ。不運な適時内野安打となった。矢野監督も想定外の展開に唇をかむしかなかった。

 「調子は…。あれだけ打たれるんやからよくないんだろうけど」

 2回には1死一、三塁から羽月にセーフティースクイズを決められて立ち直れない。なおも2死一、二塁から再び松山に3ラン…。初回の先制打と同じコースとなる初球内角カットボールを右翼席へ放り込まれた。まさかの6失点。今季最短の3回降板。10安打のうち左打者に8安打される弱点が露呈した。

 こうなるとリリーフ陣も負の連鎖に陥る。能見こそ4回の1イニングを抑えたが、3番手の小川が5回に羽月に右越えに2点三塁打。直前に打線が3得点していただけに追い上げムードも一気にしぼんだ。福原投手コーチも痛恨の表情で、声も沈む。

 「なかなか、この展開になると難しいところもある。向こうもイケイケで来る。追い上げたところで追加点を取られると、チームのリズムも悪くなる」

 4―8の6回には4番手の伊藤和が3連続四球で満塁とすると2本の適時打で3失点して試合は決まった。救援2投手の5失点はすべて2死からだけに、ひと踏ん張りができなかった。

 今季は甲子園で11勝6敗も、ビジターでは7勝14敗。得失点差も、チーム打率も、チーム防御率も対照的な数字が並ぶ。25日の中日戦まで甲子園を明け渡す長期ロード初戦で屈辱の大敗。試練の夏が始まった。 (山本 浩之)

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