阪神・大山 打率急降下 7月の・299から8月は・125 矢野監督「どう乗り越えて上がっていくか」

[ 2020年8月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-11広島 ( 2020年8月7日    マツダスタジアム )

<広・神(6)>9回2死二塁、大山は中飛に倒れ試合終了となる (撮影・奥 調)
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 4番の沈黙が気がかりだ。阪神の大山は5打数無安打。6得点に絡むことができず、好機で1本が出なかった。

 2度あった追い上げムードでいずれもブレーキになった。中谷、近本の連続適時打などで3点を奪って2点差に詰め寄った5回の第3打席。2死一、三塁で最後は森下の投じた115キロのカーブにバットは空を切った。

 7回も1番からの鮮やかな3連打で1点を返し、なおも続いた無死一、二塁で初球の直球に詰まらされて痛恨の二ゴロ併殺。広島のブルペン陣を慌てさせることも叶わず、万事休すとなった。

 何度もチームを救ってきた打棒の勢いが失速しつつある。7月は打率・299、8本塁打、20打点と大暴れ。最大8あった借金を返済する立役者になった。だが、月が変わるとバットは湿り気味で8月は24打数3安打の打率・125、0本塁打、2打点。3割をキープしていた打率も・262まで急降下だ。

 9回2死二塁で中飛を打ち上げ、最後の打者となった。矢野監督は「体も疲れてきたり、いろんなことが出てくるから。それをどう乗り越えて、上がっていくか。前を向いて4番にふさわしい打者になってくれたら」と変わらぬ期待を口にした。3試合、14打席ノーヒット中…。今季最初の試練を打ち破る。

 ▼阪神・井上打撃コーチ(大山について)絶好調で1年いるとは思えないし。ヘコんできた時に早く立て直すっていうものを。クリーンアップが打たないと活気が付かないし、チームの勝利も遠のくから。

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