巨人・増田大の投手起用に中畑氏「抑えた増田を評価して」江川氏は投手経験者として「ノー」

[ 2020年8月9日 01:45 ]

中畑清氏(左)と江川卓氏
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 巨人OBの中畑清氏(66)と江川卓氏(65)が8日深夜、それぞれテレビ番組に出演し、6日の阪神戦で巨人・原監督が8回1死、0―11の場面で野手の増田大を投手起用したことについて持論を展開した。

 まず、中畑氏はテレビ東京系「追跡LIVE! Sportsウオッチャー」にコメンテーターとして出演。「なんでこんなに大騒ぎしてるのか、俺あんまりよくわからないんだけど…」と切り出し、DeNAで監督を経験した立場から「監督って常にチームのことを第一に考えて、アイデアと覚悟をもってタクトを振っているんですよ。ただの思い付きでやっている訳じゃないんだよね。ここまでに、かなりの時間をかけて、増田との話し合いとか準備をやってきたと思うんですよ。突然言ってできる訳がないんだから。いろいろ言う必要はない」と語った。

 さらに「これもし仮に増田でなくて、例えばイチローがマウンドに上ったらどう?お客さんはどれだけ喜ぶ?演出の仕方も、原監督は前から持っていたんじゃないかと思う。どうして抑えた増田を評価してあげないのか?」と語り、阪神の近本を二ゴロ、江越には四球を与えたが4番・大山を右飛に抑えたことを評価。「完璧に抑えている。抑えた増田をもっと評価してあげる方に時間を割いて欲しいな。彼は二刀流じゃないよ。三刀流やったんだよ。足は使えるしさ、投げられるしさ、見事ですよ。前向きに考えて」と語った。

 しかし、日本テレビ系の「Going! Sports&News」に出演した江川氏は「これは、バッテリーを経験した人と、野手を経験した人では全く意見が変わります。バッテリーを経験した人は『ノー』です。受け入れられない。野手を経験した人は、今年は特殊で連戦が多いので、リリーフピッチャーを楽にしてあげようという気持ちも大きいので、これはいいんじゃないのという意見があると思います。どっちが正しいということじゃなくて、出身によって意見が変わるという…」と語り、江川氏自身も投手出身ということで反対の姿勢を見せた。

 その訳として「やっぱりピッチャーはピッチャーで、ずっと苦しい思いをしてやっている。やはり、野手が上って来るのには抵抗がある。でも、野手はいつもピッチャーにお世話になっているので、そういう時は助けてあげたい、という気持ちがあるということですね」と説明。MCの「くりぃむしちゅー」上田晋也(50)から「バッテリー出身の監督さんなら、あれはやっていないんじゃないか、ということですね?」と聞かれると「と、思います」と答えた。

 これまでも、張本勲氏(80)は「あっぱれだ。なかなかできない。立派なものだよ。賛否両論はあるだろうが、私は評価する。それに(最後に)判断するのはファンだ」語り、巨人監督も務めた野球解説者の堀内恒夫氏(72)は「これはやっちゃいけない。巨人軍はそんなチームじゃない」と反対の立場を取っている。また、野手の登板がよくある大リーグでのプレーを経験した上原浩治氏(45)や、カブスのダルビッシュ有(33)は、賛成の立場を取っている。

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