中京大中京・高橋宏斗 自己最速更新154キロ!今大会初先発で1失点完投 頂点まであと2

[ 2020年8月8日 18:40 ]

夏季愛知県高等学校野球大会準々決勝   中京大中京4―1至学館 ( 2020年8月8日    岡崎市民 )

<至学館・中京大中京>9回1失点、完投する中京大中京・高橋宏(撮影・平嶋 理子)
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 豪腕が自己最速を更新し、チームを頂点まで「あと2つ」に導いた。中京大中京・高橋宏斗投手(3年)が今大会初先発し、5安打1失点完投勝利。直球はこれまでの最速を1キロ上回る154キロを計測するなど、力で相手を封じた。

 失点で闘争心に火が付いた。初回、先頭打者に初球の149キロ直球を捉えられ、二塁打を許すと、犠打、中前打で先制点を献上。「先頭打者を(塁に)出すと、失点の確率が上がる。悔しいし、反省材料」。味方が直後に同点に追いつくと、そこから一気にギアを上げた。3回2死、初回に二塁打を許した1番打者を左飛に仕留めた直球が、オリックスのスカウトのガンで154キロを計測。「9回1失点という数字を見れば、いい投手のようですが、内容はまだまだ…」と振り返るが、直球はほとんどが140キロ台後半と高い平均値を刻み、球場表示でも152キロが最速だった。

 今月1日の4回戦勝利後に、高橋源一郎監督(40)からこの日の先発を告げられており「自分がマウンドに上がるときは絶対に勝つと決めている」と強い気持ちで試合に臨んだ。今年に入ってから、公式戦は初先発。完投も7月初旬の練習試合の1試合しかない。8回にはマウンド上で足を伸ばす動きをするなど、体力的には余裕はなかった。それでも「7回くらいから絶対に代わりたくない気持ちだった」と投手としての本能は全開。9回106球、無四球8奪三振と総合力の高さを見せつけた。

 8月9日が18回目の誕生日。同日の準決勝は疲労を考慮され、メンバーから外れる見込みとなった。「そんなの初めての経験なので」と自チームをベンチ外から見守る光景を想像し、苦笑いする。それでも「チームが勝ってくれれば、それが一番いいプレゼント。逆にいい記念日になると思います」と満面の笑みに戻った。右肩上がりで成長を続ける右腕。潜在能力と現段階の実力を示すには十分な投球だった。

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