米デビュー戦であるぞ!筒香VS山口 元同僚、元宿敵 忘れられぬ“第一歩”を

[ 2020年7月8日 02:30 ]

レイズ・筒香
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 大リーグは6日(日本時間7日)、新型コロナウイルスの影響で従来の162試合から60試合に縮小した今季のレギュラーシーズン日程を発表した。23日(同24日)の2試合で開幕し、その他の球団は24日(同25日)に初戦を迎える。日本選手では筒香嘉智外野手(28)のレイズと、山口俊投手(32)のブルージェイズが24日に激突。メジャー1年目の両者がデビュー戦で日本人対決となる可能性もある。

 筒香のデビュー戦の相手はブルージェイズに決まった。そのブ軍にはDeNAで7シーズンチームメートだった山口が所属する。山口の巨人へのFA移籍後はセ・リーグの優勝争いでしのぎを削ってきた。

 「非常に短いシーズン。初めてのことばかりで多くのエネルギーが必要になる。一つの決断を早くしないといけないシーズンになると思う」

 異例の形での開幕へ向け、筒香はオンライン取材で静かに意気込んだ。本拠でのサマーキャンプ3日目となった6日(同7日)は三塁の守備に就き、ケビン・キャッシュ監督のノックも受けた。外野やDHなど複数ポジションを任される見込みで、24日(同25日)の本拠での開幕戦デビューが有力視される。

 対する山口は5日(同6日)にフロリダ州から本拠地トロントへ移動した。チームでは先発ローテーションを争う立場だが、中継ぎ起用される構想もある。日本時間1日の渡米時には「先発ローテーションを勝ち取る。そこからだと思っている」と意気込んだ右腕。今後の調整次第だが、中継ぎに回れば開幕戦で筒香と対戦する可能性が出てくる。

 日本時代は17~19年の3年間で、計8試合で対戦。21打数7安打の打率・333、3本塁打と筒香に分があった。18年8月23日には1試合2本塁打と圧巻の固め打ちを見せた。一方で最後の19年は8打数でわずか1安打と、山口が巻き返した。

 キャンプ中には山口との対戦について「俊さんとは去年までもやっていた。“打たせて”と言っておいてください」と笑っていた筒香。元同僚であり、元宿敵でもある右腕と対すれば、両者ともに忘れられないメジャーデビューとなりそうだ。

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