西武・今井 マリンの強風味方に今季初勝利 「風が強い中守ってくださった」味方に感謝

[ 2020年7月8日 21:47 ]

パ・リーグ   西武3―0ロッテ ( 2020年7月8日    ZOZOマリン )

<ロ・西>ウイニングボールを手に笑顔の今井(撮影・沢田 明徳)
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 西武・今井が敵地ZOZOマリンの強風を味方につけて7回2安打無失点の好投を披露し、3試合目で今季初白星を手にした。

 前夜借金生活に入ったチームで、連敗ストップを期待されて上がったマウンド。自身も開幕2連敗中で「とにかく1勝目が早く欲しいなと思っていた」と試合前の心境を振り返った。

 この日もスタジアムには強い風が吹いていたが「変化球の曲がり幅が大きくなったり、シュート回転のまっすぐが動いたりして、いい方向に働いたんじゃないか」と話すように、力のある直球でロッテ打線を5回まで1安打に抑える力投。女房役・森の2号ソロでリードを2点に広げた直後の6回には3四死球で1死満塁のピンチを招いたが、5番・井上を149キロの直球で遊ゴロ併殺打に仕留めて、無失点で切り抜けた。

 今季先発した6月24日のソフトバンク戦、7月1日のオリックス戦(ともにメットライフD)でともに失点して黒星を喫していた“魔の6回”を突破。それでも今井は「点を取ってもらった後だったので、丁寧に行き過ぎてボールを置きにいった」と反省を口にし、「内容はもうひとつですけど、風が強い中守ってくださった方に感謝です」と待望の今季初勝利を控えめに喜んだ。

 辻監督からは「やっと1勝だな」と声を掛けてもらったという。「1年間ローテーションを守って、もっと勝てるように頑張りたい」と今季の抱負を語り、表情を引き締めた。

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