史上初“日本版ショーケース”開催 日本高野連とNPBが主催、プロ志望高校生対象の「合同練習会」実施

[ 2020年6月25日 15:40 ]

会見する日本学生野球協会の内藤雅之常務理事
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 学生野球団体を統轄する日本学生野球協会が25日、都内で理事会を開き、プロ志望届を提出した高校生を対象に、日本野球機構(NPB)と日本高野連の主催による「合同練習会」の実施を承認したと発表した。

 米国などで開催されている、プロがドラフト対象選手を視察するいわゆる“ショーケース”が史上初めて開催されることになった。

 実施候補日は8月29、30日、9月5、6、12、13日。高校生のプロ志望届の受付は今年に限り8月1日から開始する。練習会への参加希望者は8月21日までにプロ志望届を提出した上で、別途参加申し込みをする方式をとる。申し込み方法や開催場所は今後詳細が協議され、7月20日をメドに公表する方針だ。

 今年の高校野球をめぐっては春夏の甲子園や地方大会が中止となり、各県独自大会は無観客での開催となっている。控え部員や保護者などどこまで入場を認めるかは各都道府県が決めることになっているが、NPBスカウトの入場を認めない県が出る可能性もある。

 会見した内藤雅之常務理事は「現状では進路保障の観点から平等性に欠ける懸念がある。今年に限っては3年生部員の進路を可能な限り、平等性を担保しようと。救済措置として実施することを承認した」と説明した。

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2020年6月25日のニュース