大リーグに衝撃 アスレチックスのアート・ハウ元監督が新型コロナ感染で集中治療室へ

[ 2020年5月15日 14:30 ]

新型コロナの感染で集中治療室に運ばれたアスレチックスのハウ元監督(AP)
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 大リーグ・アスレチックスの元監督で、俳優ブラッド・ピット主演で映画化された小説「マネーボール」の中で主要人物となったアート・ハウ氏(73)が12日にテキサス州ヒューストンの病院に救急車で搬送され、集中治療室に入っていることが明らかになった。地元のテレビ局が報じているもので、ハウ氏は今月3日に新型コロナウイルスへの感染が判明したが自宅で療養していた。

 現役時代に内野手だったハウ氏はパイレーツやアストロズなどで12シーズンにわたってプレー。監督としては1989年のアストロズを皮切りにアスレチックスやメッツで14シーズン、指揮を執り、通算成績は1129勝1137敗だった。

 マイケル・ルイス著の「マネーボール」は統計学(セイバー・メトリクス)を用いて効率的な戦力補強を行ったアスレチックスのビリー・ビーンGM(58=現球団副社長)を描いたもので2003年に刊行。2011年にブラッド・ピットがビーン氏を演じて映画化され、ビーンGMとともに重要な役となるハウ監督を、アカデミー主演男優賞の受賞歴があるフィリップ・シーモア・ホフマン(2014年に46歳で死去)が演じていた。

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2020年5月15日のニュース