現時点で難しい プロ野球開幕に専門家チームはこう見る「世論と行政が許すかに尽きる」「油断できない」

[ 2020年4月24日 05:30 ]

 プロ野球の12球団代表者会議が23日、オンラインで行われ、新型コロナウイルス感染が拡大の一途であることで開幕から当面は無観客開催とする方針で一致した。状況次第で徐々に入場者を増やす方針だが、終息への兆しが見られなければシーズンを通して無観客となる可能性もある。

 【専門家チームの見解】
 ▼賀来満夫氏(東北大名誉教授) 5月6日以降も緊急事態宣言が、すぐその翌日から解除されるという状況にはなかなかない。緊急事態宣言が今ある中で、再開は現時点で難しい。ずっと無観客の状態でいくのかということは現段階で分からない。感染患者数が期間に応じて下がってきた中で、各リスクを下げていく形で観客に入っていただくことはあると思う。国が、あるいは地域の自治体が、これは国民も含めて、判断していく必要があると思う。

 ▼三鴨広繁氏(愛知医大感染症科部長) 今私どもの病院は外来も入院も止めている。感染が市中に広がっているということ。チームは開幕、再開へ本当にご準備いただいている。頭が下がるし、特に選手の健康管理は医療関係者以上に努力されている。個々の準備は進んでいる。あとは世論と行政が許すかに尽きる。行政は政府ならびに地方自治体。再開には世論の動きも大事だし、都道府県知事、スポーツ庁との折衝、すり合わせも必要と考えます。

 ▼舘田一博氏(東邦大医学部教授) 感染の蔓延(まんえん)の真っただ中に入ってきているような状況。見かけ上の数は急激な増加は抑えられているが、決して油断はできない。また再上昇がいつ起きるのかということは注意しなければいけない。出口を意識しながら、道筋、用意をしていくことが大事。米国では再開へのガイドラインが出ている。無観客、もう一つは距離を厳格に確保した上での再開。いろんな情報を参考にしながら議論を深めていければ。

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