巨人6連敗も光 新助っ人ビエイラ剛球3者連続K斬り!出た来日最速161キロ!

[ 2020年3月11日 05:30 ]

オープン戦   巨人2―10ソフトバンク ( 2020年3月10日    ペイペイD )

<ソ・巨①>7回、3番手で登板し3三振で抑えたビエイラ(撮影・中村達也)
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 巨人の新外国人、チアゴ・ビエイラ投手(27)が10日、ソフトバンクとのオープン戦に登板。来日最速の161キロを計測するなど剛速球を連発し、7回の1イニングを3者連続三振に抑えた。チームは3分けを挟む6連敗で9試合勝利がない中で、最速167キロを誇る剛腕が存在感。勝利の方程式入りへ猛アピールするとともに守護神候補にも名乗りを上げた。

 自慢の剛速球がうなりを上げた。7回2死。ビエイラがソフトバンクの佐藤に5球目を投じた。内角低め直球はボールと判定されたが、スコアボードには来日最速となる「161キロ」の表示。無観客のペイペイドームで関係者らがどよめいた。

 「少しずつ精度も良くなっているし、スピードも上がっている。自分の役割ができた」

 自己最速は日本ハム時代の大谷(現エンゼルス)が記録した国内最速165キロを超える167キロ。セットアッパー候補として来日した。この日は課題でもある制球力も上々で、先頭の高谷を157キロ(見逃し)、周東を160キロ(空振り)、佐藤を158キロ(見逃し)で3者連続三振。18球中11球が直球で、約半分となる5球も160キロ以上を記録した。

 力だけじゃない。投球ごとに足の上げ方などタイミングを変えたり、トルネード気味に腰をひねったりして打者を幻惑。器用さも披露して「できることを試す時間。バッターを見ながら、いろんなバリエーションで投げている」と胸を張った。

 ブラジル出身の右腕は真面目な努力家だ。前夜も福岡市内の宿舎の自室で夜遅くまでトレーニング。この日、真下の部屋だった宮本投手チーフコーチから「夜中までゴトゴトうるさかったな」と指摘され「トレーニングをやっていた」と謝罪した。宮崎キャンプ期間も門限までランニングを行っていたほど。同コーチも「日本人より練習する」と認める。

 原監督は「(体が)大きいけどいろいろ考えながらやっている」と評価。方程式入りを期待する宮本コーチはデラロサ、中川と「3人で臨機応変に回せたら最高。制球が定まれば最後もいける」と抑えの可能性も示した。

 「日々の練習の積み重ねはうそをつかない」とビエイラ。昨年の日本シリーズで屈辱の4連敗を喫して以来となる宿敵との再戦で新戦力が異彩を放った。(青森 正宣)

 《データ》巨人は3分けを挟み6連敗。チームで60年以降の国内オープン戦6連敗は17年以来6度目のワーストタイ。9試合勝ち星なしは91年の8試合(2分けを挟む)を抜くワースト新。先発の戸郷(巨)が10失点。オープン戦の2桁失点は巨人では05年3月21日ロッテ戦で工藤が10失点して以来15年ぶりの屈辱だ。

 ◆チアゴ・ビエイラ
 ☆生まれ&サイズ 1993年1月7日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身の27歳。1メートル93、113キロ。右投げ右打ち。  ☆球歴 10年9月にマリナーズとマイナー契約を結び、17年8月14日のオリオールズ戦でメジャーデビュー。ブラジル出身で史上4人目のメジャーリーガーとなった。18年にホワイトソックスに移籍し、メジャー通算23試合で2勝1敗1セーブ、防御率7.36。  ☆16文シューズ 足のサイズは34センチ。元巨人投手で日本プロレス界の伝説の巨人・ジャイアント馬場とほぼ同じ。  ☆サッカー歴 9歳で最初に誘われた野球を始めるも、サッカー大国・ブラジル出身らしく13歳でサッカーに転向。カントリーキッズ高校で再び野球をプレーし、当時は三塁手だった。  ☆代表 13年の第3回WBCではブラジル代表の守護神を務めた。パナマでの予選を勝ち抜き大会初出場。1次ラウンドB組の日本戦では登板なし。

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