広島・森下 対外試合デビューで新人離れの「修正力」 佐々岡監督「さすがの一面見せてくれた」

[ 2020年2月23日 05:30 ]

オープン戦   広島7―6ヤクルト ( 2020年2月22日    ANA BALLPARK浦添 )

<ヤ・広>初回1死、山田哲と対戦する森下(撮影・村上 大輔)
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 広島ドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)が22日、オープン戦開幕のヤクルト戦に先発し、3回2安打2失点で対外試合初登板を終えた。初回に2与四死球などで2失点した後、2回からは無四球無安打。修正能力の高さを示す変身ぶりで、首脳陣の評価をまたも高めた。

 初回のつまずきが、森下の新人離れした修正能力を明らかにした。主軸が上位に並ぶ強力打線。「いままで以上に緊張した」と“開幕戦”の雰囲気が手元を狂わせた。

 初回1死から山田哲の中前打、青木への四球で一、二塁。雄平にはカウント1―2からのチェンジアップを左中間へ運ばれて先制点を許し、エスコバーには抜けたカーブがヘルメットに当たって死球になった。

 自慢の制球力が影を潜める中、塩見の一、二塁間へのゴロを菊池涼がスライディング好捕。先輩に救われる形で2失点でしのぎ、「菊池さんに守っていただいて吹っ切れた」と冷静さを取り戻した。

 変化球が修正のカギを握った。2回は中村は外角カットボールで空振り三振、西浦は111キロカーブで三ゴロ、浜田はカットボールで三ゴロ。3回は1死から三塁手・ピレラの悪送球で走者を背負っても、青木をチェンジアップで二ゴロ、雄平はカットボールでバットを折って中飛で雪辱した。

 最速149キロを計測して初回に23球中13球を占めた直球が、無四球無安打に抑えた2回以降は22球中8球のみ。組み立てを変化球中心に変更する器用さを披露し、初の対外試合を3回2安打2失点で終えた。

 「投げ切ることができないとやっぱりプロは違うな…と思った。(2回以降は)内角にしっかり投げられて変化球も修正できた。思ったよりは投げ切れたかな…と思います」

 オープン戦の“開幕投手”を託した佐々岡監督からは「2、3回を抑えたのは自信になるだろうし、さすがの一面を見せてくれた」と修正能力を高く評価された。次回から投球回を伸ばしながら、3~4度の登板を済ませて開幕へ向かう予定。「高さを間違えたり、上体が突っ込んだりと立ち上がりは課題があった。次回は同じことをしないようにしたいです」。真剣勝負によって、また新たな魅力が引き出された。
(河合 洋介)

 ▼ヤクルト・高津監督 思ったより球が速くて、カットというかスライダーが凄く切れている印象だった。

 ▼ヤクルト・山田哲 真っすぐが速いし、変化球でもストライクが取れる。まだこれから仕上がっていくだろう。

 ▼ヤクルト・青木 いいボールが来ていた。ルーキーなのに落ち着いていた。ローテーションに入ってくる投手だと聞いているし、対戦できて良かった。次の対戦までに少しでもイメージを膨らませられれば。

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