【20年版球界新士録(2)】巨人ドラ3菊田 極太下半身「おかわり+岡本」本塁打王狙う

[ 2020年1月16日 08:30 ]

打撃練習をこなす菊田(撮影・白鳥 佳樹)
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 極太な下半身が将来の長距離砲を予感させる。菊田のヒップは111センチ。太腿は右65センチに左63センチで、一般的な女性モデルのウエストよりも太いだろう。西武・中村や巨人・岡本にも負けないどっしりとした体格で高校通算58本塁打を放った。

 「ズボンはウエストに合わせると太腿が絶対入らない。服は探します」と私生活の悩みも、18歳にとっては自慢。豪快に笑い飛ばす明るいキャラクターも魅力で、学校の先生のものまねやギャグで仲間を笑わせるなど生粋のムードメーカーだ。

 2つの敗戦が成長の糧となった。高2夏の茨城県大会決勝。土浦日大戦に「3番・三塁」で出場も2失策に打撃も2三振を喫して「先輩の夏を自分が終わらせた」。最上級生となって臨んだ秋の関東大会は1回戦で桐蔭学園に敗戦。森敬斗(DeNA1位)に逆転サヨナラ満塁本塁打を浴びてセンバツ出場を逃した。衝撃的な2つの敗戦。それでも下を向くことなく「より真剣に練習に取り組むようになって、打撃を直すきっかけになりました」と振り返る。

 西武・山川をはじめプロの強打者の動画を見て研究。「中村さんの脱力打法をまねて、岡本さんを見て逆方向を意識するようになった」。恵まれた体格に技術が備わり、高3の春から20本塁打以上と量産。甲子園出場はかなわなかったが、“常総のバレンティン”と称されるまでに成長し、プロの扉を開いた。

 夢は大きい。「ゆくゆくは本塁打王になりたい」。この日も休日返上で汗を流した18歳が豪快なアーチを描く日も遠くないはずだ。(青森 正宣)

 ◆菊田 拡和(きくた・ひろかず)2001年(平13)7月23日生まれ、茨城県土浦市出身の18歳。牛久リトル時代にU12W杯に出場。常総学院では1年夏からベンチ入り。甲子園出場なし。高校通算58本塁打。家族は両親、姉、兄。1メートル82、94キロ。右投げ右打ち。

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