レッズ・秋山が語るメジャー1年目への準備「何事にも驚かないこと」

[ 2020年1月16日 19:33 ]

海岸沿いを走る秋山(撮影・西海健太郎)
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 レッズ入りが決まった秋山翔吾外野手(31)が16日、静岡・下田市民総合グラウンドで自主トレを公開。メジャー1年目のキャンプインが約1カ月後に迫る中、現時点での準備すべきことを語った。

 「体の準備さえしておけば、いいのかなと思っています。例年、日本のキャンプに向かう1月前と基本的には変わらないと思っています」。

 約4キロのロードワークをこなすなど、右足の薬指骨折も順調に回復。新たな環境へ備える自主トレのテーマはシンプルだった。だが、楽観的に考えたテーマではない。様々な事態を想定して導き出した答え。「アマチュアからプロに入った時も順応、対応するのは簡単じゃなかった。環境が違う。八戸から出てきていきなり所沢に住むとか、プロの世界でシーズンずっと試合をやるとか。1年間、やってみないとわからないこと、2年、3年やってみないと分からないことも出てくる」。くしくも、秋山と同い年のヤンキース・田中がメジャー移籍の際に口にした「自分でコントロールできるところ以外を考えても仕方ない」という言葉にも重なった。その上で秋山が口にしたのは「何事にも驚かないこと、“これが当たり前”“これが普通”って考えられれば、そんなにバタバタすることはない」というメンタル面での備えだった。

 1つの例として挙げたのは投手への対応。外国人投手は日本人投手に比べて投球フォームが独特で、タイミングが取りにくいとされる。「日本人選手がタイミング(の取り方)が小さくなったり、大谷君がノーステップでやってたりしても、それは僕がどれをどの程度やれば対応できるかという答えにはならない」。映像などで理解していても、実際に打席に立つのは自分自身。だからこそ、様々なことに対応するために、体つくりが重要だという。「体さえ準備しておけば、その(対応のための)練習に時間を割ける。体力がないと練習に向かえる時間ができないので、それは例年と変わらない」と説明した。

 環境が変わる状況に身を置く今、感謝したのは先駆者たちが残した言葉だった。「“こういうこともある”っていう情報は、今までに行った先輩方のおかげでたくさんある。無知で入らなくて済むというのはありがたいこと。いい例、悪い例、先輩達がコメントを残した反省点、いい点は、これから(メジャーを)目指す人間にとってはすごくありがたい財産」。そして、先人たちの経験から残された金言の数々をもとに秋山流を探す。「自分が行ってみてそう感じるかどうかは別。そのときに必要であれば前向きにその情報を使うし、あまり自分と合わないなと思えば避けていく、というものはあると思う。どれに当てはまるかというのを早く感じ取れるようにやっていきたい」と自身が実際に感じた上で、答えを導き出していくつもりだ。

 秋山らしかったのは、現実的な生活面での準備について。「この1カ月で何するかと言ったら、国際免許取って、ビザ取って、携帯新しくして、車売って、駐車場を解約してとかの準備でしょう。身辺整理!」とよどみなく列挙してみせた。そして、覚悟をにじませて続けた。「やっぱりうまく言葉が通じないとか、考えが伝わらないことが多い。そういうのも含めて、そういうところでやると決めているので、そういうものかなと思って準備します」。秋山のメジャー1年目のキャンプは現地2月18日(日本時間19日)、アリゾナでスタートする。

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