巨人 球団スタッフがマニラ日本人学校で野球教室 OB矢貫俊之氏の母校

[ 2020年1月16日 05:30 ]

フィリピンの野球振興のため、マニラ日本人学校を訪問した巨人の球団スタッフ
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 巨人は15日、フィリピンの野球振興のためマニラ日本人学校に、球団OBで現ファン事業部・北篤氏、スコアラー室・木村正太、統括部・森田聡氏を派遣。小学5、6年の児童約120人を対象に、野球教室を開催した。

 12日にマニラ近郊のタール火山が水蒸気爆発を起こし噴煙を上げた影響で、マニラ国際空港が閉鎖。それに伴う休校により、当初13日に予定していた学校訪問が延期される形でこの日実現した。

 同校は小学校3年生まで通っていた球団OBで現広報部・矢貫俊之氏の母校。後輩たちを激励する予定だったが、訪問日程を変更した影響で「凱旋」は叶わなかった。授業の最後に矢貫氏が書いたサイン入りユニホームを在校生に贈呈した。

 一時は「中止」となったサプライズ授業。巨人OBと対面した生徒は興奮した様子を見せた。ジャイアンツアカデミーでも使用するティーボールを使用し、投球と打撃を生徒に披露。木村氏が投げたホップするボールを間近で見た生徒は歓声を挙げ、力強いスイングで打球を披露した北氏には大きな拍手が送られた。

 木村氏は「夢」を持つことの大切さを語り「小さい頃は消防士になりたかった。(最後はプロ野球選手の道を選択することになったものの)何かに憧れを持つというのは、すごいエネルギーを与えてくれるし、エネルギーが湧く。みんなも何か“憧れ、夢”を抱いてほしい」と熱弁。生徒も「僕はプロ野球選手」、「私は災害支援活動が出来る仕事」と次々と将来の夢を語った。

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