巨人 阿部2軍監督、コーチ全員に打撃投手指令「全員若いしね」

[ 2019年12月29日 05:30 ]

秋季キャンプで打撃投手を務める阿部2軍監督。春季キャンプでも“再登板”に意欲(撮影・尾崎 有希)
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 巨人の阿部2軍監督が2軍コーチ陣に対し、来季の春季キャンプ初日から打撃投手を務められるよう指令を出した。「やっぱり特打でマシンで打つよりは、手投げでやってあげたいから。そのときのために“投げられるようにしておいてくれ”と言った」。若手にできるだけ生きた球を数多く打たせる。

 「コーチは全員若いしね」と言うとおり、2軍首脳陣は40歳の阿部2軍監督より年下で、現役時代にともに戦った面々だ。投手コーチは通算142勝の杉内コーチと同62勝の木佐貫コーチで、第一線で投げていた2人だけに、より実戦を想定した練習にもなる。村田野手総合コーチも東福岡では投手だった。さらに「何人でも動員できるように」と今季まで1軍打撃投手で、現2軍広報を務める朝井秀樹氏も登板させる計画も持つ。もちろん自らもマウンドに立ち、ファーム選手の打撃をチェックする。

 すでにキャンプでの雨天時の夜間練習や食事時間の短縮などを掲げている。「2軍は読売ジャイアンツじゃない。読売巨人“軍”」と軍隊になぞらえ、厳しい練習で鍛え上げる方針を示している。さまざまな改革を施し、一人でも多く1軍で活躍する選手を生み出す。 (青森 正宣)

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