阪神ドラ1 西純矢 マエケンとの直電で金言授かる“我慢しないことが大事”

[ 2019年12月29日 05:30 ]

阪神・西純矢

 阪神のドラフト1位・西純矢(18=創志学園)が28日、憧れの大投手から金言をもらっていたことを明かした。12月上旬に山本宣史スカウトの仲介でドジャース・前田と電話で会話。少年時代のヒーローから「プロの心得」を伝授された。

 「自分は1年目からローテーションに入るつもりで、オフの間も体を鍛えてやっています。そこを目標にやる中で少し痛いなという違和感が出たら“我慢しないことが大事”と言われた。“ちょっとのケガを我慢したことによって長引いたりするから。そこは気をつけた方がいい”と言ってもらいました」

 西純が広島県内で野球を始めた頃に、地元球団のバリバリのエースだったのがマエケン。夢のような時間だったが「自分は広島で前田健太投手を見て育ったので。緊張してなかなかしゃべれなかったです」と照れ笑いを浮かべた。投げる姿だけでなく「フィールディングとかバッティングの部分でチームにすごく貢献されていて、そういうところはマネできたらいいなと思います」と目を輝かせる。自身も高校通算25本塁打を誇り、先輩右腕のような総合力の高いエースを目指す。
 マエケンはPL学園から入団1年目は1軍登板なし。2年目に9勝2敗の好成績を残し一気にスターダムに駆け上がった。金言を受けた西純自身も焦るつもりはないが、1年目から勝負をかける意気込みは変わらない。憧れのヒーローに認められる投手を夢見て、人生の節目となる20年を迎える。

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2019年12月29日のニュース