オリックス 西村監督 最強クリーンアップ構想 4番ジョーンズで吉田正の負担軽くする

[ 2019年12月29日 05:30 ]

アダム・ジョーンズ(AP)
Photo By AP

 最強クリーンアップが誕生だ。オリックス・西村監督が、新外国人アダム・ジョーンズを4番に据えて、3番吉田正との相乗効果を期待する構想を明かした。

 「今季は(吉田)正尚一人がマークされ負担がかかっていた。メジャーでもバリバリの実績がある強打者が入ったことで厚くなる。打線の核は1枚より2枚。正尚も3番が合っているというのはある。春季キャンプを見てからになるが、ジョーンズに主軸を打ってもらうのは間違いない」

 強打者が居並ぶパ・リーグの中にあっても驚異的な中軸となりそうだ。ジョーンズはメジャー通算282本塁打に1939安打、ゴールドグラブ賞も4度獲得。走攻守揃った超大物で、4番・中堅での起用が見込まれる。

 吉田正は今季主に3番・左翼を担い、チーム唯一全143試合に出場し打率・322、29本塁打、85打点。ロメロやT―岡田ら大砲が不振に陥り徹底マークされ続ける中で、2年連続でベストナインにも選出された。「(ジョーンズが)オリオールズ時代から見てますし、(米代表として出場した17年)WBCも見てました。アベック弾、いっぱい打ちます!」と話しており、幼少期からメジャー観戦が趣味の吉田正にとって、頼れる存在となるのは間違いない。

 チームは今季5年連続のBクラスで、3年ぶりの最下位に転落。チーム打率・242はリーグ最下位で、課題の打撃不振解消に期待感が高まる。「ジョーンズには、100打点はね」と指揮官。96年を最後に遠ざかる頂点へ、大砲コンビがキーマンだ。(湯澤 涼)

続きを表示

2019年12月29日のニュース