落合博満氏“尊敬するレジェンドは?”の質問に「多すぎる」と答えた理由

[ 2019年12月29日 21:00 ]

落合博満氏
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 元中日監督で野球解説者の落合博満氏(66)が28日放送のBS1「レジェンドの目撃者 三冠王 落合博満」(土曜後11・00)に出演。驚きの練習法や自身が尊敬するレジェンドについて語った。

 現役時代に史上最多3度の3冠王に輝いた落合氏。阪急で通算284勝を挙げた山田久志氏(71)やロッテ時代の専属打撃投手を務めた立野清広さんが「目撃者」としてVTR出演し、落合氏の凄さや謎めいた練習法について明かした。

 落合氏がロッテ時代の練習で立野さんに求めたのはスローボール。立野さんが「山なりのボールです。80キロもいってない、40、50キロぐらいだった」と証言すると、落合氏は「一番素直なボールを投げていたのが立野だった。めちゃくちゃ速い球を投げるわけじゃないけど、頭の上から高さのある球を投げてくる。ほかの投手からは“速い球を投げないで立野はいいなあ”と言われてたけど、誰一人として立野みたいな遅い球を投げられなかった。ボールが変化しないように、勢いで投げずに下半身から肩、腕と全てを使って投げないといけないから一番難しいの」と立野さんの凄さを力説。

 「俺にとっても一番きつい打撃練習だったと思う。ボールに対してどういうバットの出方をしたら、身体の使い方をしたら、どういう回転でボールが飛んだのかを確認するために」と語った。

 番組ラストで「落合さんにとってのレジェンドはどなたですか」という質問を受けると「多すぎる」と落合氏。「我々の世界は数字残して歳をとったら選手はレジェンドって呼ばれるかもしれないけど、選手を支えてくれた人たちって、とてつもない人たちが多い。凄い人がたくさんいる。この人たちにどれだけ助けてもらったか」とコメント。

 「打撃投手は自分が練習で投げている選手が試合で打ってくれるほど、嬉しいことはないっていう。選手が打たないと“あれ、俺の球が今日悪かったのかなあ”と考えるって。選手が思っている以上に、裏方はもっと真剣に仕事に取り組んでいるよ」と裏方の努力を称えた。

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