DeNA 来季主将に佐野 筒香の後継として指揮官抜てき「将来を背負って立つ人」

[ 2019年12月29日 05:30 ]

11月のファンフェスティバルで「アイラブヨコハマ」と叫ぶ佐野(右)と筒香
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 DeNAの来季主将に、佐野恵太内野手(25)が決まったことが28日、分かった。ラミレス監督がこの日までに佐野に通達した。ポスティングシステムでレイズ移籍が決まった筒香から、大役を引き継ぐ。

 プロ3年目の今季の出場は89試合。レギュラー格の宮崎、伊藤光、梶谷らも主将候補に挙がった中で、指揮官は「このチームの将来を背負って立つ人」とキーマンにも挙げた25歳を抜てきした。25歳での就任は、球団史上最年少23歳だった筒香に次ぎ、石川と並ぶ2番目の若さだ。

 11月に若手野手陣が行った鹿児島・奄美大島の秋季キャンプでは、キャンプキャプテンとして持ち前の明るさで盛り上げた。ラミレス監督は主将の条件として「人望とか、ある程度試合に出られる選手とかいくつかある。自分が打てないときも選手のモチベーションを上げたりできるか」と話していた。レギュラー定着を目指す佐野だが、チームをけん引する重責も担う。

 4年目へ「規定打席到達。レギュラー争いに勝って、開幕から最後まで試合に出られるようにしたい」と目標を掲げる佐野。今オフには結婚もし、飛躍を期す左の大砲候補を中心にチームは22年ぶりの優勝へ突き進む。

 ≪筒香5年けん引≫佐野に引き継がれたDeNAの主将は、球団名が大洋だった92年に高木豊が務め、その後の5年間は空席だった。横浜時代の98~99年に駒田徳広、02年には石井琢朗が主将に。さらに空白期間があり、9年ぶりに主将制度が復活したのは11年。FA行使をせずに残留した村田修一が務めた。DeNA初代主将は石川雄洋で12~14年の3年間。筒香は翌15年から5年間の長きにわたって主将としてチームをけん引した。就任時の年齢は23歳。当時のプロ野球で最も若かった。

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