阪神・梅野 東京五輪「ハッキリ言って出たい」まずは来季「今年の自分を超える」

[ 2019年12月9日 05:30 ]

甲子園歴史館トークショーをと行った梅野(撮影・成瀬 徹)
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 五輪、出たいばい! 阪神・梅野隆太郎捕手(28)が8日、甲子園球場でトークショーに参加し、来夏の東京五輪に「出たい」と意欲を示した。2年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、来季目標には盗塁阻止率4割以上などを列挙。来季も開幕から本来の実力を発揮できれば、阪神捕手では2008年の北京五輪に出場した矢野燿大監督(51)に続く「日の丸」が見えてくる。

 トークショー終盤の質問コーナーだった。来夏の東京五輪出場への意欲を問われた梅野は即答した。

 「東京五輪ですか。ハッキリ言って、出たいのは出たいですね。チャンスがあるのであれば、ですけど」

 出たくない……わけがない。日の丸と日本国民の期待を背負って戦う、4年に一度のスポーツの祭典。世界中が注目する大会で「UMENO」の名を知らしめたいと願うのは、一アスリートとして当然の願望だろう。だから飾ることなく、素直な心境を吐露した。

 イベント終了後も報道陣を前に「もちろん出たいか出たくないかで、ハッキリ言えば出たい。素直に言いました」と言い切った。ただ、出たいから出られる舞台ではないことも分かっており、「(阪神から選出0人なら)寂しいのは寂しいとは思いますけど、こればかりは分からない。そこを“目指す”というのも、おかしな話だと思う。選ばれるものなので。今、言えるのは“出たい”という気持ちだけ」と続けた。

 「来季は、今年の自分を超えることを目標にしたいと思います」
 五輪の有無にかかわらず、常に進化を目指す。今季は目標に掲げていた「10本塁打、50打点、2桁盗塁」のうち、打点(59)、盗塁(14)をクリア。つまり来季目標は10本塁打以上、59打点以上、14盗塁以上に上方修正となる。特に「2桁本塁打、2桁盗塁」は達成すれば、球団捕手では史上初の快挙だ。さらにファンの前で打率・270以上、盗塁阻止率・400以上、今季チームトップの得点圏打率(・330)の向上を目指すことも公言した。2年連続ゴールデングラブ賞に輝いた猛虎の正妻として、走攻守におけるレベルアップを見据える。

 「印象に残るところで打つとか、盗塁を刺すとか、そういうチームのためを思ってやることが、そう(侍ジャパン首脳陣の目に留まることに)なっていくと思うのでね。五輪のために、というのはまた違うとは思います」

 五輪には出たいが、そのためにプレーするつもりはない。最優先はチームの勝利。「捕手として優勝だけを見てやっていきたい」。懸命な日々の積み重ねが、五輪につながれば最高だ。(惟任 貴信)

 ○…「プレミアチケット」をゲットした幸運な200人が梅野の本音に接した。甲子園歴史館特別企画として開催された今回のトークショーは定員200人に対して約4000人の応募があり、倍率は何と20倍にのぼった。会の冒頭で盛況ぶりを聞いた梅野は「いい話をしないといけないですね」と有言実行。終了後には「(多くの応募に)ありがたいです。感謝しかありません」とこうべを垂れた。

 ○…今年11月の第2回プレミア12では会沢(広)、小林(巨)、甲斐(ソ)の3人が出場。当初は山口(巨)に小林、高橋礼(ソ)に甲斐というように投手に合わせてバッテリーを組んだが、決勝ラウンドと決勝の韓国戦2試合は会沢が先発。決勝はフル出場で7投手をリードし、初優勝に貢献した。

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