清原氏、指揮官デビューに感無量 戻ってきた背番3「自分の宝物になる一日」

[ 2019年12月1日 05:30 ]

生還したナッシュ(左)を出迎える清原監督(右影・森沢裕)
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 「清原監督」が万感のデビュー――。日米のプロ野球に挑戦する公開トライアウト「WorldTryout2019」が30日、神宮球場で開催され、清原和博氏(52)が試合形式の実戦で指揮を執る「監督」を務めた。16年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けてから、12球団の本拠地グラウンドに足を踏み入れるのは初めて。背番号3のユニホーム姿で大勢のファンから温かい声援を受け、球界復帰への意欲を語った。

 「監督!清原監督!」。約2000人が集まったスタンドからの声援に、清原氏は手を振って笑顔で応えた。

 「神宮は2000安打を打った球場。特別な思いがある。監督の肩書を頂き、必死に頑張っている若い選手と同じ空間にいて…。感無量です」。16年2月2日の逮捕から1397日。清原氏が監督としてグラウンドに帰ってきた。西武時代と同じ背番号3のユニホーム姿。投手交代を告げにベンチを出るたびに歓声が湧いた。

 選手紹介でホームベース付近に立った際には、そっと打席に足を置いてみた。「これからの自分のためにも、立って見たかった」。ベンチでは選手に打撃指導。計26人の未来を追う若者の必死な姿に刺激を受け「現役時代にタイムスリップした。野球は素晴らしい」と感慨深げに話した。

 「まだまだ薬物依存の治療もある。執行猶予も明けていない。足元を見つめながら、野球を一番大切にしてやっていきたい」

 西武時代の同僚、監督だった東尾修氏(本紙評論家)とのトークショーでは、東尾氏が「いずれNPBのユニホームを着て本当の復帰ができるよう、応援してやってください」と呼び掛けた。「待ってるよ!」の声が飛び、拍手を浴びた清原氏は「そういう目標を持って頑張りたい。(声援は)これからの人生の力になる」と話した。

 秋晴れの神宮。清原氏は「自分の宝物になる一日でした」と最後まで笑顔だった。 (鈴木 勝巳)

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