大地“サヨナラ男”由伸先輩超え誓う 新天地・楽天で「あと2回打つ」

[ 2019年11月30日 05:30 ]

フォトセッションで笑顔の(左から)倉持明日香、高山、鈴木、高橋由伸氏(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 今今季の印象的なサヨナラ打を放った選手を表彰する「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞」の表彰式が29日に都内で行われ、パ・リーグはロッテから国内FAで楽天移籍が決まった鈴木大地内野手(30)が初受賞した。桐蔭学園の先輩で巨人前監督の高橋由伸氏がゲストで登場。イベントで初共演した憧れの大先輩の目の前で「由伸超え」を誓った。

 受賞対象になったのは6月16日の中日戦。鈴木は5点を追う9回に本塁打と決勝の適時2点適時打を放ち、劇的勝利を演出した。プロ8年間で通算5本のサヨナラ打をマークしているが、あと1本で高橋氏の通算6本に肩を並べる。「あと2回打って、いつか高橋由伸さんを超えたい。そういう目標があってもいいのかなと思う」と目標を掲げた。

 鈴木が高校時代、高橋氏が母校を訪れたことがあった。「かっこいい車に乗っていて、これがプロ野球選手かと思った」。プロ入り後も常に気に懸けてもらった。今でも憧憬を抱く偉大な先輩から「苦しいこともあるけど、その時間も良い経験になる。今まで通り勝負強さとリーダーシップを発揮してほしい」とエールを送られた。

 「今までやってきたことが0になるわけじゃない。楽天でもサヨナラの場面で打席に立って、良いパフォーマンスを出したい」と鈴木。新天地でも持ち前の勝負強さを見せつける。(重光 晋太郎)

続きを表示

2019年11月30日のニュース