中日の上位浮上に欠かせない正捕手 加藤、木下拓ら横一線の争い 抜け出すのは誰

[ 2019年11月30日 09:10 ]

捕手最多92試合に出場した加藤
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 この中に来季の正捕手はいるのだろうか。中日の加藤匠馬、木下拓哉、桂依央利の3捕手がそろって29日に契約を更改した。

 強肩を武器に開幕マスクをゲットした加藤は今季、チームの捕手最多92試合に出場。昨年までの4年間で1軍出場わずか5試合だったが、飛躍の1年となった。

 ただ、夏場に約1カ月の2軍落ちを経験するなど「正捕手」とは言い切れず、加藤自身も「今年は使ってもらった立場」と自覚している。来季に向けて「キャッチャーはチームが勝利しないと評価されない。勝てる捕手になりたい」と意気込む。

 加藤に次ぐ39試合に出場した木下拓は「チャンスがあった中で加藤よりアピールできなかった」と肩を落とした。パンチ力ある打撃が武器で「僕が差を付けるとしたらバッティング」と打力で正捕手獲得を目論む。

 一方、左膝の故障を乗り越え3年ぶりの1軍出場を果たした桂は4試合の出場にとどまった。ただ「久しぶりに(1軍戦に)出たわりに出来ない感じはなかった」と手応えを口にする。古傷に問題は無く「キャッチングや球を止めること、スローイング、リードといったトータルで落ち着いていけばできる。来年にかけたい」と雪辱を期す。

 中日は谷繁元信元監督の引退後、正捕手が不在。特にここ3年は100試合以上出場した捕手が1人もいない。長年にわたるBクラスは正捕手が固定できていないことも少なからず影響している。

 この3選手だけでなく経験豊富な大野奨、成長著しい高卒1年目の石橋、さらに来季は慶大主将を務め、強打を武器に明治神宮大会優勝に導いたドラフト4位・郡司裕也も加入する。現状では正捕手争いは横一線の状況だ。

 上位浮上に正捕手の存在は欠かせない。来年、誰が扇の要となるのか。レギュラー争いに注目だ。(記者コラム・徳原 麗奈)

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