列が途切れず…エ軍 寺田トレーナー「何かのきっかけになれば」

[ 2019年11月17日 10:00 ]

都内で講演会を開いた寺田氏
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 エンゼルスのトレーナー兼マッサージセラピストの寺田庸一氏(42)が16日、東京都内で「メジャーリーグトレーナー講演会」(The Stadium主催)を開催した。

 実際にプロスポーツの現場で働くトレーナーや学生などを対象にアスレチックトレーナー、フィジカルセラピスト、ストレングスコーチなど各メディカルスタッフの役割を事細かく説明。質疑応答、実技披露など2時間の講演は大いに盛り上がった。

 寺田氏は昨オフから一時帰国中に講演会を行っており、その意義について「周りでメジャーリーグで働いている人はなかなか珍しいと思う。今後、トレーナーを目指している人とか、治療家で上のレベルでやりたいっていう人たちにフィードバックするっていうのは一つの責任、やるべきことと感じている」と説明した。

 寺田氏は11年に高橋尚成のトレーナーとしてエ軍入り。高橋が移籍した13年以降はチーム全選手の体のケアを担い、現在はプホルス、トラウトなど主力選手を主に担当している。「プロスポーツのトレーナーは技術だけじゃない部分で決められちゃう部分もあり、狙って出来る仕事ではないと思う。そういう場にいる人間の話を聞くっていうのが一つの何かのきっかけになればいいなと思う」。事実、講演会終了後も、寺田氏に質問をぶつけたり、意見を求めたりする聴講者の列はなかなか途絶えなかった。

 昨秋に右肘、9月に左膝の手術を受けた大谷も担当選手の一人だ。リハビリの現状について寺田氏は「順調にきていると聞いている」と明かし、来季の二刀流復活に向けては「(来年2月の)キャンプでいきなり先発ローテーションの主力として考えるのか、もう少し様子を見ながらやるのか、チーム的にはその辺の話し合いからになると思います。楽しみですよね」と大きな期待を寄せた。

 来季は寺田氏にとってエンゼルスに所属して節目の10年目のシーズンになる。「しばらくは日本でも米国で注目されるチームだと思う。今年もダメかと思われないような展開にはなってほしいなと思います。あとはどうしてもケガ人が出ると思うので、いかに少なくするか、早く復帰してもらうか。永遠のテーマだと思いますけど、そこが大事です」。野球の最高峰メジャーリーグで生き抜き、その経験を余すことなく日本で伝える。寺田氏の言葉はこれから世界を目指すトレーナーの卵たちにとって大きな道筋となるはずだ。(記者コラム・柳原 直之)

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