巨人・原監督「セもDH導入を」 激闘から一夜明け異例の提言「相当差をつけられている」

[ 2019年10月25日 05:30 ]

セのDH制導入を提言した巨人・原監督
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 巨人・原辰徳監督(61)が24日、東京・大手町の球団事務所を訪れ、山口寿一オーナーらにシーズン終了の報告を行った。5年ぶりリーグ制覇を評価されてねぎらわれた一方、「悔しい」と振り返ったのが球団29年ぶりの4連敗を喫したソフトバンクとの日本シリーズ。「DH制というので相当差をつけられている感じがある。(セ・リーグも)DH制は使うべきだろうね」と提言した。

 指揮官の大前提は「我々はルールに従った状態で野球をやる」というもの。ただ、05年に開始したセ・パ交流戦では、パが今季まで10年連続勝ち越し。セは09年の一度しか勝ち越しがない。勝率1位もパ球団が12度、セが3度という数字からも力の差が分かる。日本シリーズでも、13年の楽天から7年連続でパ球団が日本一となっている。

 DH制のメリットは多い。野手の出場機会増加による打者育成、ベテランの活用と世代交代の円滑化、外国人選手起用の選択肢拡大。原監督が「投手は投手で専念できる」と分析したように、野手9人と対戦することでレベルアップにつながる。NPBでも過去に話し合われた議題だ。
 広い視野で固定観念にとらわれない指揮官は「教育的」と話を広げた。高校野球ではレギュラーが9人から10人に増え、打撃に特化した選手の育成にもつながる。「ルールの違いに、どういうメリットがあるのか。レギュラーは増えた方が、ファンだって少年たちだっていい」と、球界発展のため持論を展開した。 (神田 佑)

 《これまでにも導入への協議》パ・リーグは75年にDH制を導入。一方のセ・リーグも導入へ向けてこれまでに何度か協議し、12年にも俎上(そじょう)に上がった。しかしセは「伝統をあまりにも根本的に覆しすぎる」などとDH制に長く反対の立場だったこともあり、導入には至らなかった。17年オフにも検討。実現はしなかったが、打者育成のために野手の出場機会を増やす方法の一つとして、今季から出場選手登録の人数が1人増の29人になった。

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