マー君 6回途中4失点粘投もPS自身2年ぶり黒星 ヤンキースは王手かけられ崖っぷち

[ 2019年10月18日 13:28 ]

ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦   ヤンキース3―8アストロズ ( 2019年10月17日    ニューヨーク )

<ヤンキース・アストロズ>ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に先発登板したヤンキース・田中(AP)
Photo By AP

 ヤンキース・田中将大投手(30)が17日(日本時間18日)、本拠地ニューヨークで行われたアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第4戦に先発登板。6回途中4安打4失点(自責3)で降板し、この日と同じくア軍と対決した2017年リーグ優勝決定シリーズ第1戦以来、2年ぶりの黒星を喫した。また、渡米後のポストシーズンで1試合3失点以上を記録したのは自身初。チームは3―8で敗れて、今シリーズの対戦成績が1勝3敗になり、王手をかけられ崖っぷちに立たされた。

 田中は、2年ぶりのワールドチャンピオンを狙うア軍を相手に中4日での先発マウンド。第1戦に続き通算205勝右腕グリンキーとの投げ合いになった。レギュラーシーズンで今季107勝を挙げた強力打線に対し田中は初回、2死から四球で走者を出したが4番・ブレグマンを遊飛に打ち取った。

 1点の援護をもらった直後の2回は7番・コレアを空振り三振に奪うなど3者凡退。しかし、3回に先頭から四球、安打と無死一、二塁とされ、1番・スプリンガーに同シリーズ2本目のアーチとなる逆転3ランを浴びた。続けて連打で1死二、三塁と再び得点圏に走者を背負ったが後続を抑えて切り抜けた。

 4、5回はともに3人で終えてリズムを取り戻したが、6回に先頭を味方の失策で出塁させたところで降板。結局、5回0/3で85球を投げ、4安打4失点(自責3)2四球1奪三振でマウンドを後にした。

 ここまで渡米後のポストシーズンでは、通算7試合で5勝2敗、防御率1・32と抜群の成績を残していた田中だったが、この日は3回に浴びた一発に泣き味方の援護にも恵まれなかった。これでポストシーズン自身2年ぶりの黒星で3敗目。15年ワイルドカードゲーム、17年リーグ優勝決定シリーズ第1戦と、いずれもアストロズを相手に敗戦投手となっている。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月18日のニュース