楽天・三木新監督「野村ID」継承 名将の教え再び 「頭脳」でチーム改革

[ 2019年10月15日 05:30 ]

石井GM(左)とガッチリと握手する三木新監督(撮影・木村 揚輔)
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 楽天の三木肇監督(42)が14日、楽天生命パークで就任会見を行った。13年以来のリーグ優勝を目指す上で、選手の状況判断能力を重視した「考える野球」を新たなチームの方針に掲げた。

 就任会見後、この日から始まった秋季練習で「勝ちましょう!」と力強く訓示した新指揮官が選手に求めるのは「頭脳」だ。「野球にはいろいろな状況や駆け引き、つながりがある。選手には状況判断の力を求めていく」。データは活用するが、それだけでない。「事前に予測と準備をして、(データを)度外視して瞬時に判断してプレーできるかどうかが大事」と力説した。

 プロ1年目だった96年、ヤクルトの監督を務めていたのが野村克也氏だった。「いろいろ学ばせてもらった。そこが土台になっているのは間違いない」。かつて球界を席巻した「野村ID野球」の継承者で、楽天でも指揮を執った名将のDNAを再び浸透させる。野村氏の息子である克則氏はドラフト同期。2軍バッテリー兼守備作戦コーチから1軍作戦となり、新指揮官のサポート体制も整った。

 指導者として実績もある。12年は日本ハムの1軍内野守備、15年にはヤクルトの1軍作戦兼内野守備走塁コーチで優勝に貢献。日本ハム・西川、ヤクルト・山田哲ら球界を代表する俊足選手を育成し、今季は楽天2軍監督としてイースタン・リーグ初優勝に導いた。

 今季のチームの盗塁数はリーグワーストタイの48。犠打やサインミスも目立ち、ヤクルト時代に先輩だった石井一久GMには緻密な野球を求められている。「リーグ優勝。それしかない」と三木監督。卓越した指導力で、チームの改革を推し進めていく。(重光 晋太郎)

 ◆三木 肇(みき・はじめ)1977年(昭52)4月25日生まれ、大阪府出身の42歳。上宮では高校通算23本塁打を放ち、95年ドラフト1位でヤクルトに入団。08年に日本ハムに移籍し、同年限りで現役引退。通算359試合に出場し、打率.195、2本塁打、14打点、30盗塁。引退後は日本ハム、ヤクルトでヘッドコーチなどを歴任した。19年に楽天2軍監督に就任。1メートル80、75キロ。右投げ両打ち。

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