阪神・望月“大番狂わせ”狙う ファイナルS初戦先発「当たって砕けろ」

[ 2019年10月9日 05:30 ]

リラックスした表情で練習する望月(撮影・大森 寛明)
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 指揮官に恩返しの金星を送る。9日のCSファイナルS初戦の先発を託された望月は、引き締まった表情で決意を口にした。

 「(楽しみと不安と)半々ですね。投げることは楽しみです。初戦で投げることの緊張感もあるので」

 負けられない重圧のかかるマウンドを任されたのは伸び盛りの4年目右腕だ。登板日を告げられたのは前日7日の練習中。ただ、同日も展開次第ではリリーフの可能性があっただけに「準備もしつつ難しかったけど(チームが)勝った時点で切り替えました」と振り返った。

 高なる鼓動を感じながら胸に去来した思いがあった。

 「監督に初戦のマウンドを託してもらえたのもうれしいし、感謝の気持ちを持ちながらマウンドに上がりたい」

 昨年は中継ぎとして1軍で37試合登板を果たしながら、今春キャンプから先発に転向。2軍に降格してもスターターとして起用し続けるなど「先発望月」には矢野監督のこだわりが詰まっている。だからこそ、結果で報いたい。投げ合う相手は今季、投手タイトル2冠の山口。プロ通算1勝の若虎とは格の違いは明らかでも、チームの勢いを追い風に“大番狂わせ”を期す。

 「技術的にも僕が(山口より)勝ってる部分もないと思うし。そういう部分でチャレンジャーじゃないですけど、チームも3位から勝って流れに乗ってるので、僕も乗れれば」

 送り出す矢野監督の思いも、望月を含めたナインと同じ。「ジャイアンツの方が、普通に考えたら有利なことが多い。当たって砕けろというか…だと思います」と期待した。

 「大事な試合だと分かっているので、自分のパフォーマンスを出せたら。1球、1球投げていって少しでも良い流れでバトンを渡していくのが大事」

 この日は東京ドームでの指名練習に参加し、マウンドで投球練習などを行って最終調整を終えた。失うものはない。背番号61が、すべての力を解き放ち、王者に挑む。 (遠藤 礼)

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