阪神 西 CS初戦先発濃厚「引っ張っていく」

[ 2019年10月2日 05:30 ]

阪神・西
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 逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた阪神は1日、先発投手陣が甲子園球場で指名練習を行った。DeNAとのファーストステージ初戦を託されることが濃厚な西勇輝投手(28)は、下克上ロードを切り開くことを宣言。投手陣の先頭に立ち、けん引していく気概を示した。

 甲子園へとつながる下克上ロードを切り開く。西が、DeNAと相まみえるCSファーストS初戦へ静かに闘志を燃やした。

 「やるからにはね。3位からでも優勝できる(日本一の)チャンスは十分にあると思う。まずは横浜(DeNA)戦を無事に勝って東京にいけるように」

 数字で、背中で、開幕からローテーションをけん引してきた男は初戦での先発登板が決定的な状況だ。「先発はいつも通りの1週間だと思う」。自然体で調整し、本番を迎えるつもりではいるものの、6連勝でシーズンをフィニッシュしたチームの勢いはひしひしと感じている。DeNA、巨人と上位チームを打倒するアップセットを起こすべく、大きな流れをつくりたい。

 「6連勝した時、1点取れば勝てるみたいな。中継ぎの安定感。1年間通してものすごい素晴らしい安定感だったと思うし、先発陣からしたら頼もしかったというのはある」

 できる限り長いイニングを投げ、球界最高のクオリティーを誇る盤石のリリーフ陣につなげる青写真を描く。シーズン26登板で19度のクオリティースタートを記録した右腕は、気負うことなく、淡々と役割を全うするだけだ。

 CSのマウンドはオリックス時代の14年の日本ハムとのファーストS第3戦以来。「あの頃は立場が違うし、おんぶにだっこだった。今のハルト(高橋遥)ぐらいの場所かな」と振り返ったが、あれから5年。「今はね、先発で良い意味で先頭に立ててると思うし、気持ち的にも引っ張っていく気持ちは強い」と虎の柱としての自覚をにじませた。

 「横浜スタジアムも前回、すごい良い勝ち方をしてるので」。舞台となる敵地では9月28日の対戦で7―0と完勝。西も初回、右足に打球が直撃するアクシデントにも負けず、5回4安打無失点と好投し10勝目を挙げた。

 目指す下克上を成し遂げれば日本シリーズで再び甲子園で野球ができる。「それは誰もが思ってますし。一丸となってやっていければ良いと思うし、みんなと一日でも長く2019年やっていければ」。背番号16の快投が、逆襲の猛虎を呼び起こす。
(遠藤 礼)

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