DeNA 筒香、2週間ぶり復帰戦で本塁打 CSファーストSへ「万全」

[ 2019年10月2日 05:30 ]

DeNA紅白戦   紅組4-2白組 ( 2019年10月1日    横浜スタジアム )

左手小指大丈夫!2週間ぶりの実戦となる紅白戦の6回2死三塁、2ランを放つ筒香
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 DeNAは1日、横浜スタジアムで 紅白戦を行い、右手小指打撲のためシーズン最終盤に離脱した筒香嘉智外野手(27)が、左中間へ豪快な2ラン本塁打を放った。万全の回復ぶりをアピール するとともに、5日に開幕する阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファー ストステージへの決意を口にした。

 誰もいない左中間スタンドに、強烈なライナーが着弾した。筒香が復帰戦でいきなりアーチをかけた。

 「結果より、球の見え方がどうかなと思っていた。思ったより良かったです」

 CSを見据えて行った紅白戦。1軍メンバーがそろう白組の「4番・左翼」で先発出場。実戦は右手小指に死球を受けた9月19日の広島戦以来、約2週間ぶりだった。それでもブランクは感じさせない。6回2死三塁で迎えた第4打席、京山の147キロ直球を捉えて貫禄を見せた。

 初回1死一、三塁の第1打席は浜口から先制の右前適時打も放った。22日に出場選手登録を外れてからは、横須賀市内の新2軍施設「DOCK」で若手に交じり汗を流した。育成選手の宮城に打撃投手を務めてもらうなど実戦感覚も保ち「後輩に投げてもらって投手の球を多く見ていたので、そこまで(感覚の)ズレはない」と頼もしかった。

 2回は遊ゴロ併殺打、5回は左飛で4打数2安打3打点。守備も無難にこなして「もう万全です」と言い切った主砲に、ラミレス監督も「ラインアップに戻ってきていい打撃をしてくれた。凄くいい感じ」と喜んだ。この日は3番からソト、筒香、ロペス、宮崎の「ビッグ4」が並んだ。CSでも強力打線が復活すれば、これほど心強いものはない。指揮官は「(筒香の)明日の体の反応を見ないといけないが、大丈夫だと思う」とゴーサインを出した。

 前夜、ファーストSの相手が阪神に決まった。6年連続負け越し中で、今季も8勝16敗1分けと苦しんだが、2年前のCSファーストSでは撃破した。主将は「短期決戦は全く違う戦いになるので、そこ(レギュラーシーズンでの相性)は関係ないと思います」とキッパリ。帰ってきた筒香を中心に、虎を迎え撃つ。
(町田 利 衣)

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