広島、勝率5割で今季終了 CS決められず…緒方監督「順位を確定できずに申し訳ない」

[ 2019年9月28日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-4中日 ( 2019年9月27日    マツダ )

今季の公式戦を終えあいさつする緒方監督(撮影・奥 調)
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 痛恨の結末だ。広島は27日、勝てば3位が決まる中日とのレギュラーシーズン最終戦に1―4で敗れ、70勝70敗3分の勝率5割で終了。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。緒方孝市監督(50)はファンに「順位を確定できず申し訳ない」とざんげ。赤松真人外野手(37)の引退試合に花を添えることはできなかった。

 何とも消化不良の幕切れだった。勝てば3位が確定する中日とのレギュラーシーズン最終戦にまさかの敗戦。自力でのCS進出が消滅し、緒方監督は試合後のセレモニーで本拠地のファンにザンゲした。

 「最終戦に勝てず、順位を確定できずに申し訳ない。シーズンのこの結果や、ファンの皆さんの期待に応えられなかったのは監督としての責任です」

 分岐点はあった。先頭・松山の右翼線二塁打と、メヒアの左前打で無死一、三塁の好機を築いた5回だ。1死後、石原への4球目が暴投となって同点としたものの、なおも1死二塁で見逃し三振に倒れると、ジョンソンも遊ゴロに終わった。

 絶好の勝ち越し機に動かなかったベンチ。大瀬良、野村、床田をブルペン待機させ、総動員で必勝を誓ったはずではなかったか。結果、戦力を余したまま好投のジョンソンは7回に崩れ、降板後に床田がワンポイントで投げたのみに終わった。

 「今季は、連勝しても大きな連敗をする厳しいシーズンだった。その中でも選手は全力で頑張ってくれた」

 精神的支柱の新井が現役引退し、2年連続MVPの丸は巨人へFA移籍した今季。正遊撃手の田中広も不振が長引いた上に故障離脱し、安定した試合運びができなかった。8月6日に首位・巨人と1ゲーム差に肉薄したのが精いっぱいだった。

 「来季はまた、必ずペナントを奪還できるようにチーム一丸となって戦いたい」

 セレモニーの掉尾(とうび)。指揮官は地元ファンの前でリベンジを誓い、来季への意欲をにじませた。試合後の囲みでは「まだ終わっていないから」とはぐらかしたが、視線は前に向いている。その前にCS。4位・阪神が残り3試合に全勝しない限りは進出がかなう。

 「この先は相手もあることだし、どうなるかわからないけど、チャンスが巡って来た時のために、しっかり準備するだけ」

 リーグ3連覇を成し遂げた王者。このままでは終われない。(江尾 卓也)

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