日本ハム・田中賢 「プロの原点」東京ドームでラスト3連戦 思い出かみしめ“有終”を

[ 2019年9月10日 15:50 ]

00年9月12日の西武戦の7回、三振する田中賢
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 今季限りで現役引退する日本ハム・田中賢介内野手(38)がパ・リーグ各球場の思い出を語る「賢介メモリーズ」。第2回は03年までチームが本拠としていた東京ドームだ。記念すべきプロ初出場を果たし、ここまで歩み続けたプロ20年。多くの思い出が詰まった球場で、10日からラストの3連戦に臨む。

 高卒1年目の00年に初安打、翌01年には初本塁打も記録した東京ドーム。原点ともいえる場所での「一番の思い出」を問われた田中賢は「第一歩」を踏み出した試合を挙げた。

 「やっぱりプロ初打席ですかね。今でも足が震えたのを覚えている。相手は(西武の)デニーさんで空振り三振。“プロのスライダーはこんなに曲がるんだ”と思いました」

 00年9月12日。守備から途中出場し、7回にプロ初打席に入ると、緊張はマックスに達した。あっという間に追い込まれ、最後は内角に食い込むスライダーで空振り三振。「凄いところに来ちゃったな、と思った」と振り返るが、その打席を糧に成長を続けた。04年の北海道移転後にレギュラーに定着し、12年6月27日の楽天戦では思い出の球場で通算1000安打も達成。10日からは同球場で最後の3連戦(10日ロッテ戦、11、12日楽天戦)に臨む。

 3日のロッテ戦前にはZOZOマリンでプロ入り当時の監督、大島康徳氏(68)と談笑する姿があった。当時はドラフト2位も抽選があり3球団競合の末に引き当ててくれた恩人だ。「大島さんがクジを引いてくれなかったら今の自分はない。今でも球場で打撃のことを教えてもらえるし“バカヤロウ”と怒ってくれる存在」と感謝する。

 チームは3連勝中で3位・ロッテまで3・5ゲーム差。「最後までCSを諦めない」と誓う。酸いも甘いも経験した東京ドームで最後の雄姿を見せる。 (山田 忠範)

 <札幌Dではパネル展 27日セレモニー開催>田中賢にとって東京ドーム最終戦となる12日の楽天戦ではセレモニーが行われる。試合前に東京時代のVTRが流され、サプライズゲストの花束贈呈がある。また、球団は引退セレモニーを27日オリックス戦(札幌ドーム)の試合終了後に開催すると6日に発表。「Thanks 田中賢介」と感謝を記したオリジナルタオルが来場者全員に贈られる。札幌ドームでは野球人生を振り返る写真パネル展=写真=が一、三塁側コンコース奥で始まっている。

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