阪神 4回に福留の犠飛で追いつくも…延長10回に勝ち越し許す

[ 2019年9月10日 22:04 ]

セ・リーグ   阪神―ヤクルト ( 2019年9月10日    甲子園 )

<神・ヤ>延長10回2死三塁、塩見に勝ち越し適時打を許し天を仰ぐドリスドリス(撮影・大森 寛明)
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 猛虎打線が3点劣勢の3回に反撃した。

 1死からマルテは四球を選んだが糸原は左飛。2死一塁で大山が左前打でつなぎ2死一、二塁と好機をつくると中谷が左前適時打を放ち1点を返した。続く原口も高め直球を左前に運んで1点差迫った。なおも2死二、三塁と一打逆転のチャンスだったが、代打・上本は空振り三振に倒れて同点、逆転とはならず甲子園の虎党から大きなため息が漏れた。

 しかし4回、ゲームは振りだしに戻った。1死三塁から福留が中犠飛を放ち、同点に追いついた。

 「早い回に追いつきたかったので、最低限の仕事ができてよかったです」

 この回は先頭の木浪が左翼線への三塁打を放ったが、三塁上でヤクルト太田と交錯。苦悶の表情を浮かべてベンチで治療を受けた。幸いにも大事には至らずプレーを続行。若手の執念にベテランがきっちり応えて見せた。続くマルテも中越え二塁打を放ち、チャンスをつくったが、糸原は右飛に倒れて勝ち越しとはならなかった。

 4―4のまま延長戦に突入したが、10回に阪神は勝ち越しを許した。6番手で登板したドリスが2死三塁から途中出場の塩見に中前適時打を浴びた。5回以降ゼロ行進で中継ぎ陣が粘りの投球を続けていたが、痛恨の勝ち越し点を献上すると甲子園の虎党からは大きなため息が漏れた。

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