中日・柳“8度目の正直”10勝「泣くかな~って思ったけど泣きません!」5連勝導く7回3失点

[ 2019年9月8日 05:30 ]

セ・リーグ   中日8-3DeNA ( 2019年9月7日    ナゴヤD )

自身初の2ケタ勝利となる10勝目を挙げ、手で10を作り笑顔の柳(撮影・椎名 航)
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 “8度目の正直”でつかんだ。3年目の中日・柳が7回3失点で初の2桁10勝目。7月7日のヤクルト戦で9勝目を挙げてから7度の足踏みを乗り越え、本拠・ナゴヤドームのヒーローインタビューで喜びを爆発させた。

 「1つ勝つことの難しさを体感した。今日は泣くかな~って思ったけど泣きません!」

 チームの日本人投手としては4年ぶりとなる偉業。初回こそロペス、筒香に2者連続アーチを許したが、その後は気迫でねじ伏せた。7回は1点を失い、なおも無死一、二塁。ここからギアを上げ、柴田、倉本を凡飛、最後は細川を空振り三振に仕留めグラブをバシッと叩いて吠えた。

 周囲に支えられた2カ月だった。松坂、大野雄は頻繁に食事に誘ってくれ、大島からはサプリメントを勧められた。「いろんな人が支えてくれた。“勝たせたい”という気持ちが伝わっていた」。それらの期待に応えたい一心で投げた106球だった。

 今季飛躍の理由の一つが2種の新球だった。元々カットボールなど直球系の球種が持ち球だったが、「打者の目線を変えられる」と縦に変化するスライダーを習得。阿波野投手コーチから握りを学んだシュートも投球の幅を広げてくれた。

 既にプロ入り初めて規定投球回を突破しており、154回1/3はリーグトップだ。今年1月の吉見との自主トレで導入したインナーマッスルを強化する「スタビライザートレーニング」による肉体改造が土台にあった。

 「毎年2桁勝てる投手になれるように。これを通過点にしたい」。チームを今季3度目となる5連勝に導いた背番号17に、エースの風格が漂い始めた。

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