これぞ4番!履正社・井上、満塁一掃二塁打で今大会11打点

[ 2019年8月19日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権大会 第12日準々決勝   履正社7ー3関東第一 ( 2019年8月18日    甲子園 )

6回2死満塁、履正社・井上は左翼線に3点適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 これが履正社の4番だ。4―3の6回2死満塁で、高校通算48発を誇るプロ注目の井上が、走者一掃の左翼線二塁打。ガッツポーズとともに、チーム初の夏4強を決定づけた。

 「満塁だからストライクが来る。初球から振っていけば、結果は出ると思っていた。打点は気にしてないけど、相手にダメージを与えることができた」

 高岡商との3回戦でマークした5打点に続いて、関東第一からも4打点。今大会計11打点で、17年広陵・中村奨成(現広島)が持つ17打点の大会記録も見えてきた。

 意識するのは動体視力と疲労回復。週2回のビジョントレーニングと、夏前からアロマを使った体のケアに取り組んでいる。「試合前にも親指を見て眼球を動かす。今日もボールはよく見えていた」。4強進出したチームの中でも4試合34得点の破壊力は群を抜く。

 準決勝は明石商との近畿対決。春夏とも開会式で隣り合わせだった。「知り合いが多いし、当たるとは思わなかった。でも勝ちにいきます」。井上は4番のプライドをぶつける決意だ。(鈴木 光)

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2019年8月19日のニュース